ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C50 108とC50 109とC50 110

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月20日 平機関区

車歴は↓こちら。

C50108 機関車データベース (形式C50) - デゴイチよく走る!

常磐線区間貨物(高萩~植田間)を牽引していました。「蒸気機関車 1980年9月号」28ページには、まさにこの108号機が貨物列車を牽引している写真が掲載されています。ランボード端のステーは「架線注意」札を架けるものでしょうか。

 

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昭和43(1968)年7月4日 豊橋機関区

車歴は↓こちら。

C50109 機関車データベース (形式C50) - デゴイチよく走る!

LP403がいささか重々しい印象です。ふたコブドームのC11やC12、C56では、後ろ側のドームに汽笛を設置するケースがほとんどなのですが、C50では前側のドーム(蒸気溜め)に取り付けています。これは大正生まれのC51とその改良型のC54なども同様で、汽笛は蒸気ドームに取り付けたということになります(但し、C51はD50同様、後年移設されたもの)。因みにそれ以前の8620や9600では、キャブ前方の火室直上に設置されています。

 

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昭和43(1968)年7月1日 小山機関区

車歴は↓こちら。

C50110 機関車データベース (形式C50) - デゴイチよく走る!

一般的に形式入りナンバープレートは風格を感じさせるものですが、この機関車にはいささか大きいせいか、それがユニークな表情を醸し出しています。除煙板を設置し、両毛線で客車や貨車を牽引していました。画像では黒く潰れていて確認できませんが、煙突はキャップ付きの化粧煙突です(8620や9600とは構造が異なるものですが)。

画像では分かりにくいですが、LP403はその重さのせいではないでしょうけれども、わずかに下を向いています。