ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C57 191とC57 193

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月 直方機関区?

宮崎機関区所属時代なので、直方機関区の撮影ではないかもしれません。

除煙板上部ステーの下をかいくぐる作業員の格好からして、この変形ステーにはちゃんと意味があるわけですね。

190号機以降の四次型はボイラーが少し太くなり、給水温め器はC59のようにカバーで覆われ、除煙板の前上端は大きく斜めにカットされ、またランボードは空気圧縮機や給水ポンプで分断されることなく、それらを乗り越える格好で連続しており、動力式逆転機が標準装備されキャブは密閉化、更に炭水車は船底型となり台車にはローラーベアリングを採用した鋳鋼製になるなど、三次型までの風貌からは一変しました。

なのに191号機は先輪がスポークに履き替えられています。

ナンバープレートの文字のバランスが悪いです。写真では分かりませんが、キャブ側面のナンバープレートは、タブレットキャッチャーとの干渉を避けるために、キャブから前に大きく飛び出した位置に取り付けられています。

車歴は↓こちら。

C57191 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!

 

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昭和42(1967)年8月13日 滝川機関区

仙台区に新製配置された後、盛岡区へ異動するも、大型のC60導入によって余剰となり、北へ向かう連絡船に乗り小樽築港区へ流れてきました。

連続していたランボードは、給水ポンプで分断されています。放熱管は三次型同様にランボードの下側に配置されています。

除煙板の切り詰めはされていませんが旋回窓付きです。

北海道では車齢が若いのにもかかわらず、四次型が早々に廃車となってしまったのは残念です。

車歴は↓こちら。

C57193 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!