ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D50 379

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年10月2日 福井機関区

車歴は↓こちら。

D50379 機関車データベース (形式D50) - デゴイチよく走る!

除煙板がなくパイプ煙突とシールドビーム、ナンバープレートを見なければ一瞬、形式が分からないようなスタイルです。おまけに重油タンクを載せて重々しい印象かと思えば、煙室扉回りの手摺はホチキス針となっており、なんか軽い印象とのないまぜです。

それにしても給水温め器周りの配管の何ともダイナミックなことだこと。

既出の334号機と共に福井機関区の入換専用機でした。

福井区以前は、重油タンクを載せていることからも想像できるように、山岳路線の運用にあたっており、長野機関区および松本機関区時代には信越本線篠ノ井線で活躍したことが容易に推測できます。当時は、長野タイプの除煙板を装着していたことでしょう。

キャブ側窓は高さ方向に拡大しているにも関わらず、肘掛より下を塞いでいます。何のための拡大だったのか、いやはや謎です。

炭水車背面の前照灯がLP42なのがしゃらくさいです。こちらを前に付けてよって思いますよね。梯子はステップを避けて内側に移設しています。そして上部の手摺の形状については、上端で丸く仕上げてちょん切れているのが独特というか、珍しいかもです。右隣のD51 613では、ステップの両側に手摺を後付けし、梯子っぽくしているのはあまり例はなく、こちらも珍しでしょう。

 

今回でD50は終わりです。次回からはD51に突入します。写真上の総数は365輌を軽く超えているので、1年以上は続くことになるでしょう。今日も江別の鐵様は、せっせとレタッチ作業に精を出してくれていることでしょう。感謝です。