matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮ください。
昭和43(1968)年7月17日 木曽福島駅
煙室上部切り欠きのまま門デフ(N-2タイプ)を装備している唯一の機関車かと。(準戦時型、戦時型で門デフを装備しているのは他に881、918、924、949、1021、1022、1038号機がおります。)しかも、861号機ではご覧いただけなかったドームの特異性もご覧の通り。端面は斜め2面折れという構造になっています。標準型改装時のものかどうかは分かりませんが、少しでも標準型に近づけたいという思いだったのでしょうか。
そして長野工場担当機である証左として、ドーム前の大型手摺に送水管カバーとキャブ内換気装置が存在感を示します。
具体的な日付は分かりませんが、翌年には長工式集煙装置を搭載しています。
繰り出し管は左右とも1段折れです。
よく見ると煙突上部には手摺らしきものが3カ所以上あります。ぐるっと円周方向に取り付けられているとすれば4か所になるでしょうか。こんなの初めて。
現在、町田市に保存されており、保存状態は良好なようですが、番号板が残念な書体のレプリカなのが悔やまれるところ。イクチに頼めば本物と見まごうばかりの番号板を製作してくれたでしょうに。もう会社はないので今更ですが。
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