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昭和47(1972)年8月27日 浜田機関区
リブ付きエプロン、前端梁に埋め込まれた後部標識灯などに、広島工場担当機の特徴が伺えます。かまぼこドーム前の小振りな手摺も広島工場での設置なのでしょうか。大宮区時代にはいずれも装備されていませんでした。
煙室戸中央ハンドルは、小郡区時代には大宮区時代からの十字タイプがそのまま残されていましたが、長門区で普通の取輪に交換されたのでしょうか。
また大宮区時代には、公式側の繰り出し管は1段折れでしたが、小郡区時代に2段となっています。準戦時型は、非公式側の繰り出し管は2段折れとされるのに対して、公式側はなぜか1段折れのままのものが多いだけに、異色と言えるかもしれません。
除煙板の上部ステーの形状は、896、900、903号機など、一部の準戦時型に見られるものです。
キャブ前妻の上部には、明り取りの丸窓が設けられていました。
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