ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

とりあえず はじめまして

はじめましてか、ご無沙汰しましてか、まあブログを再開します。さほど惜しまれることなく消え去った「鉄道ビデオを編集するかな」の続編ということではないです。

なんちゅうか、ウッカリ八兵衛よろしく、詐欺ネットショップにまんまと引っかかったのを機に、気分転換を兼ねて鉄道絡みの記事やら何やらを気の向くまま向かぬまま、つらつらと綴って参りたく存じまする。あ、列車や車両などの新しい情報なんてのは一切ありませんから。

ということで、皆さま、本当に詐欺には気を付けて下さいね。価格の安さに釣られてうっかり送金でもした日にゃあ、それこそ毎晩枕を濡らして限りなく不透明に近いブルーライト横浜銀蠅気分で鬱になります。でも泣き寝入りはダメです。最寄りの警察に届け出て、送金先の口座を即刻凍結してもらいましょう。うまくいけば、振り込んだお金が返ってくる可能性があります(結果が分かるまで半年くらいはかかりますけど)。詐欺サイトの見分け方や被害にあった後の対応については、ネットをググれば色々と教えてもらえますので諦めてはダメなものはダメです。

詐欺にひっかかってしまった前提として、気分がハイだったというのがありました。まあ、イケイケムードってヤツでしょうか。慎重さを欠き、勢いでポチってしまったわけです。なんでそんなにハイだったのかというと、8ミリビデオの映像を全てファイル化した直後だったからなのでした。ご存知の方は忌々しく覚えていらっしゃると思いますが、SONY製Hi8のMEテープは、経年によって正常に再生できなくなるものが多数あります。原因はよく分かりません。
私が撮影したのは1989~1996年ですが、その時使ったMEテープのほとんどが(SONY製だけでTDK製やmaxell製は問題なし)、再生するとキーキーとヒステリックな悲鳴を上げて乱れた映像を映し出しました。撮影機のCCD-VX1はもとよりCCD-TR1000、ヤフオクで入手したデジタル8のDCR-TRV725、業務用のEVO-9800A、どの機材でもダメでした。SONYに問題のテープを送っても異常は再現できずという回答が返ってくるだけで、もうすっかり諦めていました。
でも、昨年気を取り直してヤフオクで落としたシャープの「液晶ビューカム」や日立の「はなれわざ」といった他社製のHi8のビデオカメラで再生したところ、そこそこ正常なるものが現れました。で、今年の正月に改めて「はなれざわ」で再生したところ、ほとんどのテープが正常に再生できたのです。

それでも何本かは異常なので気分はまだ幾分濁ったままでした。で、これが最後という決意で新し目のSONYのビデオカメラを入手することにしました。機種はHi8のCCD-TRV95とデジタル8のDCR-TRV300です。それとTEAC製の業務用Hi8デッキ。
もう書くのが面倒になってきたので結論だけ書くと、TEAC製のHi8デッキで再生した後にTRV95で再生したところ、ほぼ完ぺきに再生できました。TRV300ではちょっと乱れが残りました。こうして、すでにデジタル化済のテープも含めて、全てのテープ(100本以上)をパソコンにキャプチャしファイル化し直したわけです。ジッターのような揺らぎは多少残りましたが、10年以上も悩まされ続けてきたMEテープ問題は完全に解決したのでした。
「はなれわざ」や「液晶ビューカム」よりもTRV95の方が解像度が高くて綺麗ですから、時間をかけただけの甲斐はあります。下の動画は、そうやってファイル化したものです。ただしこれは編集済マスターテープからのもので、何度も再生したためにドロップアウトなどの乱れがあります。オリジナルの映像は乱れが少なくて綺麗です。

(SD)下り「すずらん」右窓車窓