ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

東京駅での機回し

昭和60(1985)年3月から、東京口ブルートレインの多くがEF66で牽引されることになりました。これには多くのファンが大喜びしたことでしょう、多分。私もEF66の抜群なスタイルに惚れつつ、この機関車がブルトレを牽いてくれたらどんなにか素敵なことだろうと妄想したものです。そしてそれが現実になったのですから願ったり叶ったりってとこです。

ブルートレインは牽引機関車に牽かれて東京駅へ入線します。残念ながらヘッドマークは大阪方にしか装着していません。
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写りは悪いですが勘弁です。日時入りもスマンです。
さあ、「さくら」の入線です。牽引機関車が牽いてくるのは当たり前だろうと指摘するあなた、世の中そんなに単純ではありませんぞ。上野駅はどうですか。牽引ではなく、推進運転で入線するではありませんか。青森駅函館駅はどうか。入換用機関車が牽引して入線し、牽引機関車はその後に駅にやってきて客車に連結するではありませんか。色々な事情で物事は成り立つわけであり、自分の世界観だけで「当たり前」と断定するのはいささか早計と言うものです。
んで東京駅では進行方向が変わりますから、機関車を付け替えなければなりません。

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牽引機関車は機回しを行い、、列車の反対側(大阪方)に連結しなおします。この時、ようやくヘッドマークが披露されます。この当時の「さくら」のヘッドマークには、背景色がこの緑と白の他、白桜に背景ピンクの3種類がありましたね。

「さくら」のお次は「はやぶさ」が入線します。
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おお!901号機ではありませんか。ブルトレはそんなに撮影したわけではありませんが、901号機がブルトレを牽引するシーンは初めて見ました。

で、機回し。
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ぶれぶれじゃんか。
雨天で暗かったので流し撮りしかできない状況でしたが、なかなかうまくいかないものです。ま、単純に「下手」ってなだけのことですけど。今時のデジカメなら高感度でノイズの少ない撮影ができるんだろうな。もうブルトレいないけど。ASA100(ISO100)ではどうにもならんです。

とまあ、901号機が撮れてそれで満足して、さっさと帰りの電車に乗ってしまいましたとさ。

昭和61(1986)年9月6日 東京駅