ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

高架化工事中の札幌駅周辺

札幌駅が地上駅だった頃は、駅周辺はのんびりとした一地方駅感たっぷりだったような気がします。Wikiによりますと、高架化工事は昭和53(1978)年より始まったとありますが、実際に高架橋が林立するようになり、周辺の道路工事も本格化するのは5年後以降だったかと記憶しています。

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駅東側を南北に走っていた国道5号線、通称創成川通の陸橋の、歩行者用階段から苗穂方を撮影しました。このカーブした辺りには柵らしい柵もなく、学生時代にはよく撮影しに来ていました。

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階段を少し下って、札幌駅方面を見たところです。何が建っていたのか全然覚えていませんが、高架橋建設地はすっかり整地されています。のどかですねえ。今ではビルがぎっしり建ち並び、見通しは全く利きません。画面左奥には、駅すぐ東側にあった跨線橋が見えます。

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その跨線橋のある踏切です。当時はまだ踏切警手の姿をあちこちで見ることができました。ここは道路も線路も行き来が多く、開かずの踏切でしたので、歩行者は跨線橋を渡っていました。子供の頃は、この踏切を渡るのがとっても怖くて、親に手を引かれ小走りしたものです。列車は苗穂方面からやってきた特急「おおぞら」です。

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跨線橋に上がって札幌駅を見ます。左側が0番、1番線で、右側が8番・9番線になります。183系「おおぞら」が停車しているのが3番線です。めちゃくちゃ下手っぴ~ですが、それでなくても金網越しで、架線ビームもごちゃごちゃしていてあまりすっきりとは見えません。この跨線橋を左側に降りると右手に0番線・1番線のホーム端と柵があり、悪い連中はその柵の脇から出入りしておりました。

今や当時の面影はどこにもなく、青春の日々と共に記憶の彼方に去ってしまいました。

昭和58(1983)年4月16日