C62三重連の急行「ニセコ」を撮影しに、小沢へ向かう列車の窓から。
以前にも車窓から目にしていた気になる車両で、この日は撮影すべくカメラを構えておりました。
ピンクの客車か気動車か。C56のテンダーみたいなものとカトー君らしきものも置いてあります。
オートカメラなので、ファインダーとレンズの高低差分、窓枠が思った以上に入ってしまいました。と、一応、言い訳してみる。
後で分かったのが、ピンクの車両は北海道拓殖鉄道のキハ301。テンダーの方は残念ながら分かりませんが、必ずしもC56のものとは言い切れません。
キハ301は札幌市内にある泰和車両で昭和38(1963)年に製造された気動車で、木造客車を種車に改造して作ったもののようです。現在風のスタイルですが、当時は他の私鉄にキハ22タイプがいたので、それとデザインが似ているようにも見えます。
C62三重連にワクワクしている一方で、こういうゲテモノっぽい車両にもちょっとテンションが上がっていたのは、いささかおだっていたせいでしょうか。
で、肝心のC62三重連はといえば、とてもじゃないですが、人様にお見せできるような代物ではありません。なんせ、三重連なのに、先頭のC622の顔しか写っていないのですから。しかも、ぶれて。バカでしょ、自分。
ラジカセで録音もしたのですが噂にたがわず、モノラルながら、まさにジェット機のような音が収録されていました。でもそのテープ、どこにしまっちゃったかな。
昭和46(1971)年9月15日 桑園~琴似