今時のデジカメはイメージセンサーが呆れるほど感度が高く、かつて、露出が取れずに悩みまくったフィルムカメラ時代を懐かしく、そして苦々しく思い出してしまいます。
当時はエクタクロームの妙に青っぽい色合いが嫌いで、コダクローム64(KR)を標準に使っていましたが、感度はわずかASA64(ISO4)。もっともそれ以前のコダクロームといえばASA25のKMだけ。曇天時に使うなどもっての他でしたが、露出にいい加減だった私は無頓着に使っては暗~いポジを量産しておりました。あの頃、35mmサイズで印刷に使えるポジと言えばコダクロームだけでしたが、私の場合はそれ以前に露出がまともなものは少なかったので、印刷などにはほとんど無縁でした。
まあ、そんな低感度のフィルムを使う場合、流し撮りで誤魔化したことが何度あったことでしょう。
札幌市電 323号 昭和48(1973)年3月30日 フジクローム
関東鉄道 鉾田線 桃浦 昭和52(1977)年8月22日 KM
寝台特急「出雲」 機回し 東京駅 昭和56(1981)年7月18日 KR
特急「ライラック」 札幌駅 昭和56(1981)年8月18日 KR
EF58 61 根府川駅 昭和57(1982)年2月13日 KR
臨時特急「つばめ」 清水→草薙 昭和58(1983)年3月21日 KR
豊橋鉄道 豊橋駅付近 昭和58(1983)年7月24日 KR
EF66 36 湯河原→真鶴 昭和58(1983)年8月23日 KR
暗い中、流し撮りで起死回生を狙うも、撃沈の方が圧倒的に多かったような・・・。