ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

栗丘、追分駅、滝ノ下

前日の疲れを感じることなく、少々名残惜しい気もしつつ、岩見沢で「狩勝3号」を下車し、室蘭本線の一番列車222列車に乗り換えて栗丘へ向かいました。狙うは室蘭からの221列車です。これはD51重連牽引の貴重な客車列車なのです。

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栗山→栗丘 D51 465+D51 328
地上で普通に撮るのはイヤだったので、少し高い場所に上がってみたものの、思うような場所は見つけられずに結果は散々でした。線路の向こうに見える小山の上に上がれば良かったのでしょうけれど、時間的に移動するのは無理でした。でも、自分で納得しての失敗だったので諦めもつくというものです。

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栗丘←栗沢
標準レンズでしか撮れないので、高2の自分はそれなりに考えるのでありますが、このように機関車の方で素敵なシーンを提供してくれるのであれば、それなりに満足する絵が撮れます。線路際で望遠ド~ンが大好きな人もいるでしょうけど、自分には撮れっこありません。第一そういう写真は誰が撮っても似たり寄ったりになるだろうし、そればっかりでは飽きてしまうのではないか、同じような写真を量産したところでそれが何の得になるだろう、いや、損得の問題ではなく、自分の求めるものを撮りたいだけなのです。機材豊富に撮影している人へのやっかみも含めて、一人で撮影していると自問自答しながら色々考えてしまいます。堂々巡りで結論なんか出やしませんけど。

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追分駅
適当なところで切り上げ、川端に向かいます。途中、追分で夕張行きに乗り換えますが、その前に乗車してきた列車の先頭部にゆくと、荷物の積み下ろしをしておりました。荷物車が消えた現在、こういう光景は過去のものになりました。テンダーの上では作業員が石炭をならしております。様々なものが息づき、列車が生き生きとしております。

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追分駅
乗り換え時間に余裕があったので、駅で何本か撮影しました。ホームから降りてこんな場所で撮影するなんて、今じゃお縄頂戴ものです。この時も周囲には何人ものファンが構内で撮影していましたが、みんな節度をもって立ち入っていたように思います。職員にどやされたり注意されたファンを見た記憶はありません。自分も含めて。

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川端←滝ノ上
まあ、何というか。列車はどこ?と思われるでしょうね。撮影しながらそんなことを考えていました。煙を期待したんだけどなあ。川端駅からとことこ歩いてきて、橋梁で撮るのが定番でありましたが、それはいかにも安易な気がしてその先まで歩いて来たら、発電所に出てしまいました。発電所があるのだから発電所を入れて撮ろう、そう考えただけの写真ですが、やはり何か何ですなあ。ちなみに私は発電所ファンではありません。

昭和50(1975)年3月7日