ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

手宮駅

小樽で用事があるので、札幌駅付近でプチ撮影してから列車で向かいました。

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桑園~札幌 伊藤さんちの裏

「北斗」の回送列車が札幌運転区へ向けて走ってゆきました。
気動車の一般色、急行色、特急色が揃いました。

小樽では用事を終えた後、近くの手宮駅に立ち寄りました。駅とはいうものの、貨物駅なので駅舎らしい建物はなく、事務所みたいな建物があるだけでした。しかし北海道鉄道発祥の地ということを思えば、何かしら感慨深い思いが込み上げます。

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近くの高台に上って駅全体を見下ろします。
まだ望遠ズームしか持っていないので、広い駅構内全体を写すことはできません。
入換機関車のDD16が2両見えます。以前はC12や生身の馬も入換をしていました。

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鉄道記念物に指定されている手宮機関庫が見えます。レンガ造りというのが味わい深いですね。どちらかの庫の中にしづか号の7100形と大勝号こと7150形が保管されています。7150形は7100形を参考にして製造された、国産蒸気機関車の2号機です。遠き明治を偲ぶ貴重な蒸気機関車で、いずれも準鉄道記念物です(現在は鉄道記念物)。

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DD51重連単機がやってきたので下に降りてきました。一台はDD16が頭の貨物列車に連結されました。何時に発車するのだろうと思っていたら、運よく踏切の警報機が鳴り出し、ほどなく発車してゆきました。DD16は回送扱いですが、しっかり機関士が乗っています。DD51+DD16の重連というのも乙なものです。なんせDD16は、エンジンが初期のDD51のお下がりなんですから、DD51一族ということが言えそうです。

写真から分かる通り、この頃はまだ石炭輸送が活発でした。ただ残念ながら石炭用船積み桟橋などの施設は撮影していません。ダメだなあ、自分。

昭和51(1976)年6月19日