ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

一眼レフ始動 小樽築港

バイト代で一眼レフを購入しました。
買う前にはどの機種にしようかと、カタログを集めては眺めてスペックを比べて色々検討するのがなかなか楽しいわけですが、Nikonは高いのでカタログを眺めるだけで候補からは除外。メーカーはCanonミノルタが候補でしたが、これまで使っていたカメラがミノルタ製だったことと、ミノルタのSRT101が何とも魅力的に見えたことから、一時はこれを買おうかと思ったものの、もう一声!という心の叫びがあり、結局、ミノルタXEというカメラを買うことにしました。当時のテレビCMには篠山紀信とキャンデスバーゲンがこのカメラを宣伝していて、篠山紀信といえば、赤塚不二夫の「天才バカボン」に登場するカメラ小僧のモデルとなった人物なので、何となくそんな雰囲気に流されてしまいました。
ただ、価格がそれなりに高いので、その分はレンズで調整することにして、最初は望遠ズームだけ購入しました。単焦点レンズを揃えるよりもお買い得、レンズの描写力のことなんて分からなかったので、そんな認識しかありませんでした。タムロンの80~250mmというもので、これ以降、長いお付き合いをすることになります。

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小樽築港
やはり蒸機への思いは絶ちがたく、廃車体が並ぶ小樽築港へ向かいました。
3月に来たときよりは数が減っていましたが、それでも10数両が並ぶ姿は圧巻で、
望遠系での撮影を堪能します。

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思わぬ訪問客ですが、すんげえ場違い。迷い込んだのでしょうか。しばらくこの辺りで遊んでいました。こういう写真が撮れるのも望遠ならではです。

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正面を見ると廃車体であるのが歴然としています。ペンキ書きのナンバー文字が泣いているように見えます。せめて煙室扉のハンドルでもあれば少しは恰好がつくのですが。

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傍らではDE10が入換をしていますが、広いヤードが何とも静かで、小樽築港全体が寂しくなっている感じがします。

翌日も小樽に用事があるので、今度は手宮を訪れます。

昭和51(1976)年6月18日 小樽築港駅