札幌駅とその付近ではよくDD13の姿を目撃しました。その頃、札幌駅では荷物を扱っていましたからその入換だったり、キハ80系特急列車の増解結を行ったりという仕業だったようです。DD13は桑園駅の入換にも活躍していましたが、こちらは初期の古いタイプが使われていました。
DD13というのはどういうわけか鉄道ファンにはあまりモテない車両らしく、全国どこでも見かけた機関車なのに、その割に一部の路線を除いては写真に記録されている量は少ない気がします。デザインが単調なんだからでしょうかね。道内のDD13には旋回窓付もおりましたね。
札幌駅の桑園側
貨車の入換です。特に意識して撮ったわけではありませんが(花の方は意識した感じですけど)、札幌駅で貨車の入換ってやっていたのでしょうか。貨物は扱っていないのに。
DD13 611
この頃、北海道ではELもDLも機関車の切り文字ナンバーは、次々とブロックナンバー化されており、入換用機関車のDD13も例外ではありませんでした。現在、DF200が同じようにブロックナンバー化されていますが、どうして今頃?という気がしてなりません。検査の時にブロック式だとサッと取り外して、車体の塗装後にパッと取り付けられそうですもんね。廃車になればナンバーの販売も楽そうだし。
DD13は切り文字時代、ナンバーの取り付け部は朱色、つまり白帯はナンバーのところで分断されていたのですが、ブロック式になった際に白帯はつながってしまいました。(初期車は除く)
下り貨物列車 札幌←桑園
そこへ貨物列車が通過してゆきました。DD51 703のナンバーは切り文字です。道内のDD51で切り文字のまま生きながらえたのは781号機くらいでしょうか。
ボンネット上の小さなスピーカーは当時のアイテムですね。入換の時に使ったようですが、DD51が入換しているのを見たことがないので実際に使用したのかどうかは確認しておりません。
それにしても、上の2枚の写真ですが、線路の左側にはホームのようなものが見えますね。これって一体・・・。貨物を扱っていた頃の名残でしょうか?
昭和54(1979)年8月7日