ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

なんだかな~差別用語って

沖縄で、ヘリパッド建設反対派に対して「土人」と言い放った機動隊員が懲戒処分だって。てっきり、土人ですらもない得体のしれないどこの馬の骨とも知れぬ反対派に土人などと間違った言い方をしたからなのかな~と思ったら、「土人」というのは差別用語だから、それを口にしたことによる処罰だとか。まあ、どっちにしろ「不適切」な発言ではあるわけだけど。でもね、なんか、阿保らしゅうて呆れるわ。

「きちがい」「めくら」「かたわ」「めっかち」「びっこ」「あいのこ」「くろんぼう」なんかも差別用語らしく、放送禁止用語に指定されているんだとか。だからPCで漢字変換もできません。でも、昭和50年頃までは普通に使っていたんだよね。その頃までのドラマや映画がビデオ化された際、そういうたぐいのセリフは無音になるかピー音が被せられましたね。アニメでは「巨人の星」「あしたのジョー」「どろろと百鬼丸」が差別用語の宝庫らしいです。でも、あまりにそれは酷いだろうという制作者側からの抗議があったのか、「制作者の意図を尊重してそのまま流します」みたいな注意書きを表示するようになりました。「China」をローマ字読みして漢字にすると「支那」なんだけれど、これも差別用語。だから「東シナ海」「南シナ海」とカタカナにしてごまかしている。姑息ですねえ。

大体、土人というのは、その土地に生まれ育った人の意味でしかなかったものを、どこかの(エライ)誰かが蔑む意味を込めて使うようになったわけで、本当の土人にしてみれば、土人差別用語とされていること自体が差別的に感じるのじゃないのかね。「ネイティブ」って言えば恰好いいのかい。

「きちがい」が差別的表現で「精神的に障害のある人」が差別的表現じゃないなどと誰が言い切れるのかな。なら「アホ」や「バカ」や「まぬけ」や「おたんこなす」や「うつけ」や「ひょうろくだま」や「すっとこどっこい」や「たわけ」や「きぶれ」や「あんぽんたん」や「昼行燈」はなぜOKなのかな。

差別って決めつけている連中の脳内こそが差別で溢れているんじゃないのか。

大学教授のクセに我が国の総理大臣に対して「お前は人間じゃない、叩き斬ってやる」などとわめく気違い男のことを差別的に「山口二郎」って呼んだら、「山口二郎」は放送禁止用語になるのかな。なるわけないよなあ。悔しいから「山口痔瘻」って呼んでやる。

たかが一介の機動隊員が「土人」と言っただけでニュースで叩かれて、大学教授の「叩き斬ってやる」発言が問題にならない方が問題じゃないのかな。大問題でしょ。差別用語よりも言葉の暴力の方が問題じゃないのかね。LINE上でのイジメも、差別用語そのものじゃなくて、差別的な内容の書き込みのせいで社会問題になっているのでは。差別用語を指定して使わないことに一体どれだけの効果があるんだか。

沖縄の地元メディアも、デモ隊の言動にも注意して欲しいね。(デモ隊の中に沖縄県民ってどれくらいいるんだろう。)一部を誇大化し他を矮小化する差別的偏見的記事はいけません。ま、無理か。