地上駅時代の札幌駅の西側について、もう少し写真をアップしましょう。
西6丁目通りのど真ん中で、桑園から札幌に到着する711系電車を捉えます。正面には赤レンガ、旧道庁が見えます。道路の真ん中に立っていても全く安全なくらい交通量が少なかったのです。
立ち位置は、今のヨドバシカメラの駐車場出入り口付近でしょうか。
ところでこの711系ですが、先頭車はクハ711-902です。屋根上の通風器が特徴的です。おでこに前照灯が設置される前の姿ですが、それはともかく、今までず~~~っと疑問に思っていたことが、この頃のネガをスキャンする中で判明しましたので、それは別の書き込みでご紹介します。
昭和52(1977)年4月13日
次に、西5丁目通りの陸橋の上からこの場所付近を見下ろします。
桑園方面を見ており、先に見えるのが西6丁目通りの踏切になります。のどかです。まだ京王プラザホテルがないので、広々と感じます。
線路沿いの歩道もない「一応舗装はしました」といった感じの路地が、北側のうらぶれた雰囲気を醸し出し、郷愁をそそります。
陸橋を少し南の方へ移動し、やはり桑園方面を望みます。荷物ホームが左端に写っています。今まさに、2番線から小樽方面へ向けて客車列車が発車します。留置されている荷物車と客車列車の間の線路が1番線になります。ED76の顔の向こう側に見える線路は3番線ではなく、荷物用の線路です。
因みに当時の札幌駅・・・の国鉄バスターミナルです。地方都市の駅そのものといった風情があります。この場所の後ろでは、新しいバスターミナルとESTAの建設工事が始まったばかりです。国鉄バスのデザインも時代がかっていて、ほんわりしてきます。
昭和52(1977)年5月21日