ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

初日は買い物

平駅(現 いわき駅)で「十和田2号」を下車します。周遊券が使える区間はここまでなので、ここで浜松までの往復乗車券を購入しておきます。後続の「十和田3号」に乗車する予定でしたが、「十和田2号」が2時間も遅れていたので少しでも遅れを取り戻すべく「ときわ2号」に変更します。

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「ときわ2号」は電車ではなく気動車急行です。線路地図は今のJR東日本っぽい雰囲気です。
窓越しにシャッターを切ります。

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キハ45が珍しくて、ついシャッターを押してしまいました。

上野に到着してからの行動は判然としません。列車遅延の総元締めである雨が結構元気に降っていたような気がします。

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クモニ13016 荷物電車
「K03」ってどこの路線の運用でしょう。

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中央特快が101系です。ここは新宿駅でよろしいのでしょうか。

※東京駅であるとのご指摘を受けました。また「K03」は京浜東北線の荷物電車とのこと。ありがとうございました。

 

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DD13 10 ここはどこでしょう。

※大崎駅ではないかとのご指摘を受けましたが、あまりの変貌ぶりに特定することはできませんでした。

この日撮影したのは以上。
東京までやってきたものの、実はフィルムをあまり用意していませんでした。その代り、フィルムローダーとダークバッグは用意してあります。モノクロフィルムは100フィートのロール缶を買ってフィルム代を安く抑えようという魂胆なわけです。ついでにカラーポジフィルムはKMことコダクローム25も一緒に安く買っちゃいます。そのために目指すは新宿西口の黄色いビルです。

新宿では駅のロッカーに荷物を預けてからお買い物です。それにしてもこの蒸し暑さは一体何なんでしょう。経験したことのない不快感。異常気象でしょうか。雨が蒸し暑さに拍車をかけているようです。
意気揚々と駅を出て店を捜すのですが、どうもあさっての方向をウロウロしてしまったようで、そのビルを見つけるのに苦労しました。まっこと大都会はごちゃごちゃしおって、道がよう分からんのう。それでも何とか捜し当てて店内に入ります。

3人くらいで満員になるエレベーターで階上に上がり、30人は入れそうにもない狭苦しい店内で品定め・・・といってもすでに買うものは決まっているので、必要なものを「安~い安~い安~い」と心の中で念仏のように唱えながら買い揃え、そして帰りしな、エレベーター扉の脇に積んであるパトローネをごそっともらってから店を出ました。因みに100フィート缶はネオパンSSSで、札幌なら3000円以上するのがここでは2500円。安っすう~!ついでにW4とR1のフィルターも買ってしまいました。東京の人は安く買えていいなあ~~~~。

この日はそれから埼玉の兄のもとへ出向き、夕食を御馳走になり、小遣いをもらい、東京駅で夜行電車に乗り込みました。行き先は静岡。車内では酔いの抜けない状態でフィルムを詰めて、寝過ごさないように用心して無事静岡で下車しました。深夜に到着し、その晩は駅の外にあるベンチで寝ました。

昭和52(1977)年8月18日