ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

本日のカラーポジ 特急「つばめ」

昭和57(1982)年7月25日 由比←興津 臨時列車 特急「つばめ」 EF58 61
イメージ 1
立て続けの露出不足写真で、ただただ申し訳ないの一言です。

特急「つばめ」、といっても九州新幹線が夢のまた夢だった時代、けれども展望車を連結した時代はとうの昔となっていた頃の写真です。14系ハザ編成の中間には屋根の高い食堂車オシ14が確認できます。

このようなリバイバル的な臨時列車として、ほかには特急「はと」が運転されました。「つばめ」にしろ「はと」にしろ、鉄道が陸上輸送の王者として君臨していた時代には、庶民には手の届かない憧れの格調高い列車でした。

戦前の、C51が水槽車を連結し、後部補機はC53が務めたり、山科の大カーブを流線形C53 43が牽引する「つばめ」の写真(後部補機が後ろ向きC11というのがまた泣かせる)などには、C62三重連が霞むほどの衝撃を受けたものです。実物を目にしておらず、絶対に手の届かない存在だからこそ憧れが大きいのだとは思いますが、それだけに今の鉄道車両や列車への魅力が相対的に減退しているのは自分として情けない限りです。

因みに特別急行列車がヘッドマークを機関車に掲出するようになったのは戦後のことですから、C51やC53はヘッドマークを付けておりません。