ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

国鉄急行色のキハ53

平成元(1989)年2月12日 七尾線 津幡→中津幡 355D
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ホントつい先ほど気づいたのですが、一番左端の車両はキハ53です。七尾線のローカル輸送用にキハ58を両運転台に改造したもので、この1000番代車には3両が改造されました。トイレ無し、冷房付ですが、電源を持たないのでキハ28などと連結しないと冷房は使えません。

北海道のキハ53はキハ56を両運転台化したもので500番代を名乗ります。冷房はありませんがトイレは付いていました。10両が改造されました。深名線札沼線の活躍で注目を浴びたのがついこの間のようです。(歳、取ったあ!)

もうひとつ、東北用として200番代車が2両存在しました。

北海道の500番代が引退したのはもう20年以上も前の平成8(1996)年3月ですから、若いファンにはあまり馴染はないかもしれません。でも、全車、国鉄急行色のまま任務を全うしたことはファンには嬉しいことでした。

一方、200番代、1000番代はJR地方色に染められたので、急行色の写真なんて撮っていないと思っていたら、今回、急行色のキハ53-1000がたまたま写っていて、ちょっと嬉しくなりました。
田んぼの中の道路に車が何台も駐車していますが、「SLときめき号」の通過を待っている人たちです。キハ53に注目した人は、私も含めて誰一人としていなかったでしょう。因みに手前は北陸本線です。