三日目最終日は、二日目の不甲斐なさを払拭すべく、はっちゃきこくべえ。金沢発05:31発の325Dに乗車して、西岸で下車。雪景色が迎えてくれました。
西岸駅
塗装が新しいのか、保存されている建物みたいですが、現役の駅舎です。国道へ出て、能登中島方面へ移動します。移動中、天候が回復してきました。
08:21 能登中島←西岸 334D
駅を出て、築堤を列車はぐんぐん上ってゆきます。下り列車の撮影にはもってこいの場所です。
08:32 能登中島→西岸 327D
北海道では見られない建物の佇まい。電線は、個人的にはあまり気になりません。ハエタタキで見慣れたせいでしょうか。
09:15
09:17
09:17 能登中島←西岸 338D
列車の窓から目を付けていた伐採山からです。見通しはいいし、上り勾配を喘ぐ姿を長時間眺めることができそうです。上り列車の撮影はここで決まりです。
下り列車の撮影場所を求めて、サミットの先へ向かいます。
途中途中でやってくる定期列車もちゃんと撮っておきます。ちゃんとかどうかは個人の感想です。築堤には線路へ上る道がついています。そこを上って線路に出たかどうかは記憶にありません。
10:25 能登中島←西岸 342D
ここだと決めていた場所には、すでに大勢のファンが待ち構えていました。あちゃ~~~。どうやら有名な撮影地だったようです。車で近くまで来れるしね。取り敢えず、定期列車を撮ることにしました。三脚乱立で立錐の余地もない場所を避けて、少し余裕のある場所で「ここで気動車だけ撮らせて下さい」と傍のファンの人に断って手持ちでサッと撮ってすぐに引き上げました。
周りを見渡すと、少し離れた場所に空き地が見えましたので、そこへ行ってみることにしました。
10:49 能登中島→西岸 331D
線路際の木がいささか邪魔ではあるけれど、誰もいないし、まあいっか。この後、もう少し後ろへ移動して、少しでも高さを稼ぎました。
11:40 能登中島→西岸 9903列車
期待通り、「SLときめき号」はいい感じで煙を上げてやってきました。興奮とヤケでモードラ回しっぱなし、あっさりフィルム1本消化。スキャンに際しては半分くらい捨てました。
西岸駅方面へ線路伝いに戻ります。途中までファンの人とおしゃべりしながら歩いたのですが、こちらの意見にことごとく反論するおかしな人でした。「雪景色で良かったですね」「でもまだらでかえって見苦しい」。「線路際で撮影する時には、安全のために手を上げますよね」「本当は現場の人以外、そういうことをしてはいけない」とか。こいつ、絶対友達いないよな~とか思いながら、途中で別れてすっきり。
さて、午前中に確認した伐採山ですが、すでにファンの姿があちこちにありました。え?なんで?撮影する筈だった場所にはすでに三脚が立ち並び、已む無く他の場所を求めてウロウロ。てっぺんまで上がって分かりました。山の裏側には車で上がれる道があったのです。がちょ~ん。車の機動力には敵いませんね。
12:43 能登中島→西岸 337D
12:50
期待通りの煙を上げてやってきました。
12:52 能登中島←西岸 9904列車
ハイライトとなる場所で煙が手前に流れ、客車は隠れ身の術。う~ん、残念。でもまあ、録音の方はいい感じでしたので、善しとしますか。この撮影では録音機も回しておりました。
最後の撮影のため、津幡へ移動しました。あわよくば北陸本線の列車と絡められないかと思った次第です。
15:46 津幡→倶利伽羅 白山4号
気色悪い塗装です。あくまでも個人の感想です。本当に気持ち悪い。デザイナーは正気だったのでしょうか。気持ち悪い。
15:46 津幡←中津幡 ゆうトピア和倉
決して邪険にしていたわけではありませんが、結局まともに撮影しませんでした。「白山4号」とはうまく絡められませんでした。
「能登路」用の車両はいつも急行色でした。
16:04 津幡→倶利伽羅 287M
タウントレイン。711系のS-901に似てなくもないです。
次から次に列車が通過してゆきます。
16:10 津幡→中津幡 355D
最後尾となる左端の急行色はキハ53の1000番代。キハ58の両運転台改造車です。北海道の500番代、東北の200番代と異なり、こちらはトイレ無し。3両が在籍していました。
16:18 津幡←中津幡 9904列車
北陸本線の列車とはカスリもしませんでした。
14系「白樺」を利用した臨時列車。
16:35 津幡→倶利伽羅 かがやき3号
16:55 津幡駅 293M
17:00頃 雷鳥34号
17:00頃 321M
そんなこんなの「SLときめき号」撮影三日間でした。帰宅は22時を回っていました。
平成元(1989)年2月12日