485系による特急「いしかり」の最終運用がいつだったのかは分かりませんが、まだ残っているのかどうかを確かめようと、札幌運転区へ行ってみました。
懐かしの手稲駅駅舎。のどかな佇まいでした。
札幌運転区では485系を1編成だけ確認できました。
クハ481-1501
モハ485-1504
モハ484-1504
モハ485-1507
モハ484-1507
クハ481-1506
号車札がないので、すでに運用を外されていたのかもしれません。
485系の1500番代はクハ481が8両、モハ484+485が7ユニットの、全22両からなる小所帯でしたが、この時確認できたのはこの1編成6両のみ。他の車両はすでに本州へ返されていたのでしょうか。
せっかくなので、辺りを探索します。
オヤ31 32
貴重な建築限界測定車。オイラン状態の走行シーンなど、滅多なことでは見られません。
何ともユニークな「編成」です。車両基地ならではの光景かと。営業列車だったら、どちらの車両に乗りたいでしょう。もちろん、両方乗ります。
電車特急と気動車急行のスタンダードが顔を並べます。
S-1編成。3扉化されるのはもっと後のことです。
函館本線側の方へ行くと、何やら運転区の増設工事が真っ盛りでした。まだ稲穂駅ができる前の踏切です。
ちょいと感傷的気分になって485系に別れを告げるも、翌年春には早速、「白鳥」や「やまびこ」「ひばり」などで活躍する彼らの姿を見かけるのでありました。
昭和55(1980)年6月29日 札幌運転区