ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

特急シンボルマーク

昭和63(1988)年5月6日 札幌駅
5004D 特急「北斗4号」、2003M 特急「ライラック3号」
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北海道を代表する特急車両の並びです。両者で特急シンボルマークの大きさが随分違います。キハ183の方は、キハ82に合わせた大きさではないでしょうか。(想像)
キハ183は、ヘッドマーク位置が低いこともあって、鼻の下が長いスケベ顔に見えます。

昭和33(1958)年に登場した日本初の電車特急「こだま」に充当された151系電車以来、特急シンボルマークは、国鉄の特急用先頭車に連綿と受け継がれてきました。(ジョイフルトレインは除く。)それだけに国鉄末期、民営化を見込んで登場したN183系の先頭車からこのマークが消えた時には、いやがうえにも民営化を意識せざるをえませんでした。
JR東日本は何をトチ狂ったか、この特急シンボルマークを次々に撤去し、奇妙な塗色と相まって、特急先頭車を変顔化してしまいましたが、ありがたいことに我がJR北海道は残存してくれました。

後年、国鉄特急色のキハ183やキハ183-100から、この特急シンボルマークが撤去され(国鉄特急色車は盗難にあったという噂)、何ともしまらない顔になってしまいましたが、781系だけは最後まで特急シンボルマークを掲げたまま引退の花道を飾りました。そして781系亡き今、特急シンボルマークを残すのは「オホーツク」や「大雪」に充当されるスラント車のみです。運用をいつ離脱するか分かりませんので、記録される方はお早めに。もう時間はありませんぞ。