ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

オヤ検

千歳線室蘭本線の電化工事が終わり、建築限界測定車が運転されました。いわゆるオヤ検です。オイラン列車とも言いますが、オヤ31ですから老婆の花魁ですね。
鉄研のO君から情報をもらい、手近で運転停車がある上野幌駅へ行きました。

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9977列車
DD51 704+ED76 502+トキ27081+スハフ32 392+オヤ31 32+ヨ4437

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無蓋車には多くの作業員が添乗しています。
千歳線でED76が運用に就いた、数少ない列車です。ところで、この列車が函館本線に入った時点で、ED76は、いつもとは逆のパンタグラフを上げていることになります。通常は小樽方を上げています。何か理由があったのでしょうか。まあ、どちらを上げても問題ないはずですが。因みに海峡線のED79EH500、EH800は五稜郭方のパンタグラフを上げており、これも函館本線基準で考えると、札幌から見て小樽方を上げていることになります。

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オヤ31 32
滅多にお目にかかれないオヤ31。普段は札幌運転区で寝ています。「かんざし」ならぬ矢羽根を広げて、建築限界を侵す構造物がないかを調べます。新線建設、電化工事など、新しく構造物が建築された際に運転されます。一方、車両には車両限界があり、断面寸法の上限が決められています。
矢羽根が2箇所あるのは(3か所のものもある)、曲線区間では偏倚(へんい)が生じ、車端部と中央部ではその量が異なるからでしょう。

走行シーンを撮りたいので、いつもの切り通しへ急ぎます。
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いいものを拝ませていただきました。ごっつあんです。

昭和55(1980)年8月2日 新札幌~上野幌