ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

どんなんでしょうC11 171

平成11(1999)年12月20日 標茶
イメージ 1
道内の唯一のSL列車となった「SL冬の湿原号」ですが、2月9日の運行後にC11 171の動輪に大きな傷が確認され、その修理のために2月の運転は全てDL牽引で運転されました。「DL冬の湿原号」になったわけです。

ではその後はどうなったんでしょう。昔だったら苗穂工場の巨大な旋盤で、1520mmはおろか、C62の1750mm動輪だってチョチョイノチョイとやってのけたのでしょうが、機械を廃棄しちゃったのか、扱える職人がいなくなったのか分かりませんが、もうJR北海道やその関連会社には手が負えない。中小私鉄の大井川鐡道なんかは動輪(つか、タイヤ)の旋盤なんかはどうしているんでしょうね。
古い車両のメンテナンスは、修繕機械などの周辺機器も含めて「動態保存」しなくてはならず、その機器類もまたメンテナンスが必要になりますから、影響はかなり広範囲に及びます。
「動態保存してくれ」というのは簡単ですが、その時には少なくとも1億円の小切手を用意してからにしましょう。あくまでも手付金ということで。