ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

4K30P撮影、行ける行ける

表題は何のこっちゃ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、ビデオの話です。恐縮です。
ここのところ、家電量販店のチラシにも目立つようになってきた4Kテレビ。また、4Kビデオカメラも毎年のように新商品がひっそりながらも店頭に並んでおり、4K放送の恩恵はまだ先のこととしても、自分で撮影した4Kビデオを4Kで楽しめる環境にはなっております。

ただ、ほとんどすべての家庭用4Kビデオカメラは、1秒間のコマ数が約30枚となっています(30Pと表現します)。映画フィルムでは秒間24コマですから、それよりもコマ数は多いのですが、30Pの映像の方が不思議と動くものがパラパラ見えてしまいます。昔の8mmフィルムが秒間18コマ程度で、それに近い印象です。鉄道の撮影ではこのパラパラ感が曲者で、この1点をもって「ダメだ」と酷評する人もいます。ごく一部の家庭用カメラでは60P、つまり秒間60コマで撮影できるものがあり、これだと滑らかな動きになり全く問題ありません。

私が使っているビデオ編集ソフトは「EDIUS Pro8」というものですが、昨年のアップデートでスローモーションの機能が高性能化し、動きが滑らかになりました。鉄道ビデオでスローモーションを使うことは滅多にないので特に関心を寄せてはいませんでしたが、つい先日、そのマニュアルを読んで、30P映像を滑らかな映像に変換する機能も併せ持つことを知り、早速試してみました。それがこれ↓です。


オリジナルの下の映像に比べて、上の変換映像が滑らかになっているのがお分かりいただけると思います。まさに60P化されたわけです。すべての30P映像が60Pで撮影したのと同じ品位の映像になるわけではないようですが、今までパラパラ感のあった4K映像の多くを滑らかな4K映像に変換できるようになったわけです。

あくまでも4Kビデオカメラの話ですが、いまやスマホタブレットでも4K撮影ができるようになり、それらはすべて30P映像のはずですので、この機能を使うことで60P相当の滑らかな映像に変換できるようになりました。ビデオ制作する立場から言うと、この機能ってかなり凄いものですよ。

-追記-
変換映像をよくよく見ると、列車通過時に、道床に生えている草が妙な具合になっています。ううう・・・ダメか?こりゃ。