申し訳ないです。こうも毎日ろくでもない写真を見せつけられてはかなわんでしょう。私も自分自身がイヤになりました。でも、ポジのスキャンには時間がかかって、まともな写真が出てくるのはもう少し先になるので、ここは終息していたモノクロネガの写真に再登壇してもらって、いささかばかりの時間稼ぎをさせて下さい。
ということで、まずはあまり人気のなさそうな札幌市電から。
春になり雪解けから解放された道路では、ラインや横断歩道のペンキがすっかり剥がれ落ちています。それを塗り直す作業は雪国の春の風物詩と言えなくもないかな。
タクシーのバンパーがへこんでいますが、パイロンを倒した犯人ではありません。まるで障害物競争状態です。
軌道ギリギリに置いてしまったパイロンをどかそうとしています。そりゃそうだろう。
青信号の間に手際よく線を引いてゆきます。
ご覧の通り、横断歩道の白いラインはほとんど消えかかっています。
車は苦労して走ります。市電もハラハラしながら運転。白ペンキは速乾性でしょう。
おやおや、横断歩道模様の車もやってきましたよ。「白黒」ってあるし。
昭和54(1979)年4月30日