ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C62撮影の下見

ビデオ撮影を本格的にやるようになると、ポジでの撮影はとんとご無沙汰となりました。函館市電を撮影した後、次にポジで撮影したのは何とその1年半後でした。
「C62ニセコ号」が終焉へのカウントダウンを刻むようになると、撮影に込める気合も益々ヒートアップし、「もう一度銀山で俯瞰撮影をしたい」との思いから、下見に行くことにしました。ついでに撮影場所の下草を刈るべく、写真機とカマを持参して山に登りました。

イメージ 1
前の年の春に、鉄道写真の大家らに案内されて登った鉄塔の管理道。この日は身軽だった分だけ楽に上がることができました。

中腹にある、車も走れる道路に出るとちょっとしたハイキング気分になりますが、山の主に出会わないとも限らないので、携帯ラジオのボリュームを上げて用心します。途中、軽トラックとすれ違いました。「クマに気いつけれ」と笑いながら注意されました。

イメージ 2
線路の見える場所にやってきたものの、前回の時は残雪がまだ深く、足場はスッキリしていたのですが、秋ともなると好き放題に伸びきって、場所選びに難儀しました。頭上からモーターの唸り音が聞こえてきました。見上げると、山頂で草刈りをしている姿が見えました。あんな場所での草刈り、ファンに間違いないでしょう。

イメージ 3
この日はショートズームを付けただけの装備だったので、全くの風景写真になってしまいました。

イメージ 4
それでもタラコ色なら探せば割と簡単に見つけられますが、JR色だと探すのは困難です。どんなんですか。こんなんです。

結局、草刈りしないで済む場所を見つけて山を下りました。

平成7(1995)年9月30日

しかし、この場所で「C62ニセコ号」を撮影しませんでした。天候不順のため断念したのだと思います。でもその5年後「SLニセコ号」でリベンジを果たしたのでした。