ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

車両写真-32 急行「宗谷」マイナス

前回、前々回と同じ時に撮影した形式っぽい写真です。9両編成の下り急行「宗谷」ですが、残念ながら最後尾の1両はフィルム切れで撮影できませんでした。だから「マイナス」。

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8号車 キハ56 38

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7号車 キハ56 21

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6号車 キハ56 113

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増6号車 キハ27 12

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5号車 キハ27 107

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4号車 キロ26 103

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3号車 キハ56 114

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2号車 キハ27 6(旭川止まり)

函館から稚内まで長駆682.5kmのロングランです。釧路までより1kmほど長いのです。旭川止まりの後ろ2両が旭川の車ですが、それ以外は函館車になります。
函館駅では、青函連絡船5便から5D釧路行き特急「おおぞら5号」、15D網走行き特急「おおとり」、そして305D稚内行き急行「宗谷」へ「5」シリーズで接続します。
「宗谷」は函館発11時50分、山線経由で稚内到着は22時46分でした。幾らキハ56系が好きでも、全線を乗り通すにはいささか覚悟が必要かもしれません。クーラーはないし便所は垂れ流しなので、真夏に乗ると開け放した窓から何か湿ったものが飛び込んでくることがありました。特急と違って食堂車はありません。でも車内販売はありましたので、売り切れさえなければ何とか凌げたでしょう。札幌や旭川では4,5分の停車時間のうちに駅弁を買うことはできました。
そういう列車しかなかったとはいえ、昔の人は辛抱強かったのだと、ヘタレな私はつくづく思うのです。

昭和55(1980)年8月1日 苗穂←札幌