ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

雪景色の光珠内カーブ

函館本線を北上し岩見沢を過ぎると国道12号線と並行するようになりますが、光珠内~美唄間で線路は比較的大きくカーブし、函館本線国道12号線は立体交差をして東西の位置関係が逆転します。このカーブがビデオ撮影には最適なので何度も行っておりました。また訪れるファンが少なく、線路沿いの農道なので、車や人の通行がほとんどないというのも、のんびり撮影するには絶好の場所です。そんな場所で、交流色の711系を撮ろうと半日粘った時の様子です。

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6:11 スーパーカムイ2号
冷え込んでいたのでスパーク発生が甚だしいです。

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6:38 2125M
期待の交流色711系6連もスパークを発光させながら通過してゆきます。この映像だけパンして撮っています。

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6:52 スーパーカムイ4号
普通列車よりも圧倒的に「スーパーカムイ」の本数が多いです。薄暗い中ではLEDのヘッドマークも映えています。

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7:03 136M 733系+721系
ようやく夜明けを迎えます。

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7:16 925D
電車の間を縫うように走る、数少ない普通気動車列車。

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7:20 142M 721系+731系
カーブしているので編成後部が隠れちゃって見えません。ビデオなら全然問題ありませんが、写真にはキツイ場所。

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7:23 スーパーカムイ1号
時折、雪が舞います。

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7:37 スーパーカムイ6号
さらっさらな粉雪なので、列車が通過するたびに雪煙を浴びてしまいます。

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7:43 2148M
雪があると、朝夕のホワイトバランスをどう設定したらいいのかが分からなくなります。もともとこのビデオカメラはマゼンダが強めに出る傾向にあるので、尚更分かりません。完全にホワイトを出してしまうと、朝夕の赤い陽の感じが損なわれてしまい残念な結果となるでしょう。

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7:46 127M
黒いHゴムだと表情が引き締まった感じになりますが、それは人それぞれの好みでしょうか。

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7:54 1083列車 DF200-112
DF200の前面窓枠はブットイHゴムを使っているわけではありません。

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7:59 オホーツク1号
両端スラント編成をなかなか見かけなくなりました。キロハのせい?

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8:07 131M
711系は早朝に集中的にやってきます。

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8:10 スーパーカムイ8号
785系が高運転台にならなかったのは、経済設計を重視したからでしょうかね。その後の特急先頭車が高運転台になったのは、運転士を踏切事故から守るためと理解しています。日高本線での悲惨な踏切事故からの教訓です。出入口が1両につき2か所となっているのも一般の特急車両らしからぬ構造です。塗色は地味~の極みで、俊足を誇る特急車をアピールするなら、もっと目立つ外板色にした方が良かったのでは。

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8:20 スーパー宗谷1号
貫通幌をバタバタさせて疾走します。なんか、みったくないな。後に増備された2両を除き、所有はJR北海道ではありません。EC731系+DC201系と同様に、785系との協調運転も考慮されていたようですが、結局、実現しませんでした。幾分、やぼったい表情の割には、非常に高性能な形式なのです。ま、その後、ちょくちょくトラブっていますけどもね。

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8:31 2150M
警戒色にクリーム色を設定した国鉄の人は、やっぱりエライ!

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8:33 スーパーカムイ3号

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8:51 スーパーカムイ10号

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8:58 スーパーカムイ5号

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9:21 スーパーカムイ12号

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9:32 スーパーカムイ7号
まあ、次から次へと「スーパーカムイ」が通過してゆきます。

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9:35 2158M

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9:50 スーパーカムイ14号
明るくなると、ヘッドマークは見え辛くなります。

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9:54 927D

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10:02 スーパーカムイ9号
もう函館本線で785系を見ることはありません。(手稲~札幌~苗穂間は函館本線だ!などと細かい事は指摘しないで下さいね。)

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10:20 オホーツク3号
183系もいつまで続くでしょうか。

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10:25 スーパーカムイ16号
幾分気温が上がり、架線ビームから雪が落ちてきます。

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10:33 スーパーカムイ11号

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10:38 2170M
交流色よりも、この新塗色の方が赤い色は映えます。国鉄時代に塗り替えられたので、これも正真正銘の国鉄色です。

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10:45 2151M
本州では帯にシールを使ったものが見受けられましたが、乗客が窓から出を出して、指でかっちゃいて剥がしていましたね。

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10:45 スーパーカムイ18号
踏切からこいできた雪道。かんじきは履いたことがありません。じっと待っていると寒くなってくるので、この道を行ったり来たりして体を温めます。帰る頃にはしっかりした道になっています。

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11:04 スーパーカムイ13号
朝方の陽の低いうちは、左手の林の影が車体に落ちていました。

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11:09 オホーツク2号
上下の画像を見比べると、時代の差を感じさせられます。
しかし見ようによっては、281系に始まる↓このスタイルは、モハ52系流線形の応用に見えなくもありません。

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11:31 スーパーカムイ15号

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11:39スーパー宗谷2号
走行中は前部よりも、後ろに巻き上げた雪で後部にメッチャ付着します。

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11:50 スーパーカムイ20号
485系を苦しめた北海道のさらさら雪を、711系に始まる北海道専用電車は見事に克服しました。

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12:07 924D
711系亡き今、キハ40が最古参の旅客車形式となりました。

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12:32 スーパーカムイ17号

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12:43 2179M

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12:49 スーパーカムイ22号
狂ったようにやって来る789系ですが、いずれは引退します。こういう日常でこそ、ガンガン撮影しておくべきでしょう。といっても、このワンパターンはどうにかしないといけません。

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13:09 サロベツ
キハ261系化されて、もう札幌には顔を出さなくなりました。「宗谷」とともに愛称名のないヘッドマークを掲げて、なんじゃこりゃ?ですね。

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13:22 8053列車 DF200-7
DF200には機関と発電機が2組ずつ搭載されており、どちらか1組が故障しても、残りの1組で運転可能だそうです。勿論、パワーは半減します。この場合、動輪3軸で走るのと6軸で走るのとでは、一体どちらが有利なのでしょう。
因みに、異国のサハリンにいたキハ58は、燃料節約と延命の観点から、片エンジンで運転されていました。

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13:28 2186M
はい、撮影はここまで。
繰り返しになりますが、ビデオで走行シーンを撮るには最適な場所ですが、写真だと編成が綺麗に入らないので、ちょっと難かもしれません。なお動画はYouTubeにアップしております。誘導しませんので悪しからず。

平成24(2012)年12月2日