ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

青森駅の客車列車たち

就職試験で上京した、その帰り道。どうやら上野から急行「十和田3号」の寝台車に乗車したようです。手帳には「ナハネ20 323」というメモ書きが。で、終点が青森駅。そこで見たものは客車優等列車の数々。

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ナハ21 1
ナロネ21 110を座席車に改造した車両です。急行「十和田」専用車ですが、しっかり特急車時代のクリーム色1号の帯3本がそのまま入っています。座席はナロネ時代の腰掛をそのまま利用しているので、ボックス向かい合わせとなっており、あたかも581・583系寝台車のようです。でも上部寝台が撤去されているので車内は明るかったみたい。

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上野方はカヤ21。583系電車の特急「はつかり6号」と並んでおります。
カヤ21はカニ21からの改造車で、荷物室に空気圧縮機を設置したもの。何のための空気圧縮機なのかは説明が面倒なので調べてみて下さい。

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青森方はナハネフ22。展望部には立ち入ったことがありませんが、さぞかしいい眺めだったのでしょうね。
ホームを挟んで停車しているのは特急「ゆうづる7号」です。

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24系の「ゆうづる7号」。更に右側には12系がおります。

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急行「津軽1号」のオハネフ13 2612。
オハネフ13って何?ってことで調べてみると、ナハネフ11を冷房化した寝台車。オハネフ13 2612は元ナハネフ11 2612。因みにオハネフ12はナハネフ10の冷房改造車で、そのナハネフ10はナハネ10の緩急車化改造車。
ナハネフ11は団体専用車として、旅行会社の利用債で製造されたことから600番代、2600番代の車番が与えられていました。簡易荷物室があるわけではありません。(キハ22か!)オハネフ13は、ナハネフ11時代の車番をそのまま引き継いでいます。ナハネフ11は当初、裾部にクリーム1号の帯が1本入っていました。

10系、12系、20系、24系と、さながら軽量客車の見本市のようです。

昭和55(1980)年10月18日 青森駅