昔の駅は構内が広かった。ちょっとした駅では貨車の入換が普通にありましたからね。で、広い分だけ雪の季節には苦労します。除雪に。
名寄駅
DD51がジョルダン(ロキ753)を押して線路の除雪をしています。何度も往復しながら、雪を徐々に構内の端の方へ押しやるわけです。いっそロータリーで一気に飛ばしちゃえばとも思うのですが、そうはしません。名寄のように機関区があればすぐに除雪ができますが、そうでない駅では人海戦術で除雪をしていました。駅周辺の住民総出でやっていました。
今は駅もこじんまりとして無人駅も増え、除雪は契約のパートナーさんがホームや駅前の除雪をしているようです。どんな規模にしろ駅員の有無を問わず、雪国では列車の運行を確保するには多額の費用がかかることに変わりはありません。
昭和60(1985)年12月30日