ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

初めての上越線

当時住んでいた横浜市からそう遠くない場所にありながらも、それまで一度も訪れたことのない上越線でしたが、EF55 1が復活運転を行うという事で初めて訪れました。何度か列車に乗車して通過したことはあるものの、居眠りばかりしていて沿線の様子はほとんど記憶にはなく、5万の地図であたりをつけるしかありません。で、ふと目に留まったのが、利根川沿いを走る区間で、ダムがある岩本駅付近で撮ることにしました。

肝心のEF55牽引の旧客臨時列車はポジで撮影しており、まだスキャンしていないのでここに掲載することはできませんが、上越線とは利根川を挟んだ反対側の河岸から狙いました。線路からはだいぶ離れた位置になりますが、列車主体の写真よりも風景の中の列車を好んでいた時期だったので、それはそれで全然問題なし。とはいえ、決して満足いく写真ではありませんでした。

その撮影を終えて岩本駅へ戻る途中で撮影したのがこの写真。
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ポジからネガに交換して最初のコマだったので、光漏れがありました。例によって黄変が酷いです。
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13:06 津久田←岩本 特急「鳥海」
「鳥海」というと寝台特急のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、この時には昼の臨時特急として秋田~上野間で運転されていました。定期だった頃には青森まで結んでおり、一度だけ青森から上野まで乗車したことがあります。

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今の駅舎は箱のような簡素な建物に代わっているようです。入り口右側に置きっぱなしの荷物は自分のものです。こういった杜撰な撮り方は今でも面倒になると時々やらかします。
この後、どういう理由だったのか思い出せませんが、水上駅へ移動しています。

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水上へ向かいます。

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水上駅に停車中の新特急「谷川」を到着寸前に窓から。非冷房車なので窓は開けっぱです。

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結局、ここでは折り返しただけで、これといった撮影はしませんでした。この駅舎も建て替えられたようですね。

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この後の記憶はありません。それにしても一体、何故ここへ・・・?
おぼろげに思い出すのは、EF55 1が展示される高崎機関区へ行こうと思い、一旦高崎駅で下車するのですが、暑いし面倒臭くなってきたので、窓口でEF55 1の記念切符を買っただけで帰宅してしまったことです。いや、買おうと思ったのに、売り切れていて買えなかったのかもしれません。切符のデザインが思い出せません。

結局、遠景で捉えたEF55 1が、最初で最後の出会いとなってしまいました。

再び上越線を訪れるのは、この6年後、D51 498を狙いに行った時で、津久田付近の山の上から撮影しています。写真ではなくビデオのHi8だけで撮りましたが、当時はまだ腕が未熟で、気合を入れた割にはろくな映像が撮れていないのが残念です。

昭和61(1986)年8月2日