美しいものには心が魅かれます。ということで、この日も前日に続き只見川第一橋梁(第一只見川橋梁なのかも)です。
会津若松を06:13発425Dに乗車します。

422Dとの行き違いです。木造駅舎がいい味を醸し出しています。通学生で賑わっていました。

檜原駅で下車して第一橋梁付近を目指します。通行不可になった旧道を通り、只見川に出ます。
前日乗車した車窓から、川岸に浮かぶ小舟を見つけていたので、そこへ降りる道を探したのですが、どうにも見つけられず、そのうち列車の通過時刻になってしまいました。已む無く、こんな写真に。
ここで諦めるか、それとも初志貫徹するかの二者択一に迫られました。人気のない寂しいところだし、嫌だなあ、でも撮りたいな~という気持ちも強いままだったので、思い切って、道路から外れて道なき道の草むらの中を突き進むことにしました。したっけ、出たさ。船着き場に。おお、蒸機時代の写真で見たのと同じ場所ださ。
陽がまだちゃんと差していないので、もう少し粘ることにします。

上:28mm、下:35mm(35~70mmズーム)
うれし涙。
橋梁の向こう側に行ってみることにします。
逆光だと話になりません(涙)。因みに向こうの山の上に聳えたつ送電塔の足元が、あの有名撮影地です。

上:100~300mmズーム、下:35mm(35~70mmズーム)
陽が差すと、俄然、絵が生き生きとしてきます。
仕上げに送電塔お立ち台へ向かいます。この日は暇な時以外は歩く歩く。
一度やってみたかったバルブ撮影。45秒露光です。露出計使わず、適当です。案外、つまんなかった。
暇な時間も多かったけれども、それなりの成果に大満足してこの日の晩も会津若松駅前ホテルで体を休めたのでした。
昭和63(1988)年11月4日