ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

目が見えない

「C62ニセコ号」の撮影二日目。この日は余市と仁木の間の、少々小高いところで撮影することにしました。仁木で下車です。

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仁木駅

地図を見ながら現地到着。しかしここでハプニングが。ちょっとしたことで、眼鏡を10mほどの崖下に落としてしまいました。探すのは無理。視界はぼんやり、気分はげんなり。幸いにも、カメラのファインダーには視度調整機能があるので、それを近視用最大にして上りの「C62ニセコ号」を何とか撮影しました。

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10:30頃 余市→仁木 9162列車

手応えとかを感じ余裕もなく、撮り終えるとさっさと撤収です。眼鏡が無いと生活にも支障を来すので、早急に眼鏡を新調せねばなりません。ぼんやり視界のせいで、仁木駅までの道程の長かったこと。

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12:19 仁木駅 3158D
長万部行きの列車を見送り、この後にやって来る下り列車で帰宅しました。札幌に到着すると地下鉄で大通りに出て、機材を抱えたまま眼鏡屋に飛び込みました。市電の西4丁目電停の傍にある店で、高校時代に初めて眼鏡を作ったところでした。
眼鏡が出来上がるのは夕方ということなので、それまで時間を潰さなくてはなりません。撮影ができない鉄ちゃんが時間を潰すといったら、他に選択肢はありません。周遊券を持っていたので、札幌駅に戻り、千歳空港まで往復することにしました。景色はぼやけていて、とても新鮮な車窓風景です、何てことはある筈もなく、ただただ自分が情けなくなるばかりでした。行きは「北斗」で帰りは各停で。写真は1枚も撮っていません。精神的余裕のなさが表れています。これで2時間近く時間が潰すことができて、予定通りに眼鏡を無事に受け取り、翌日からの撮影に臨むことができたのでありました。視界がくっきり見えるって、ああ何と素晴らしいことでありましょう。

平成元(1989)年5月3日

令和早々、しょぼい記事で申し訳ありませんが、各地で浮かれたような改元祭りに冷や水を浴びせるという意図などこれっぽっちもありません。あくまでも、たまたまです。
スキャン作業は順調に進んでいるので、秋頃までには35mmのポジフィルムは終えることができそうです。それが終わったら、傷や剥離の酷いカラーネガを再スキャンする予定です。
問題は中版の6×4.5です。30数本しかありませんが、マウントしたものばかりです。今のEPSONのスキャナーにはそれ用のホルダーが用意されていないので、ガラス面に直に置いてスキャンできるかどうかを検証しなくてはなりません。因みに中版で30数本しか撮らなかったのは、ビデオに移行したからです。