ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

鉛筆ころがし

またまた俯瞰です。いい加減、飽きた人も結構いらっしゃることでしょう。でも、止めません(笑)。

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10:30過ぎ 然別←仁木 9162列車

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11:28 然別←仁木 3144D
ここまでくると、もう風景写真です。

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11:35 然別→仁木駅 3195D

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12:20頃 然別←仁木 3158D

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12:29 然別→仁木 3227D

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13:25頃 然別→仁木 9163列車
これぞ、某カメラマンが「鉛筆ころがし」と蔑んでいた俯瞰写真の一例です。そのくせ、氏の「C62ニセコ号」の撮影ガイドはクソの役にも立たない薄っぺらな内容で、文体だけは上から目線で勇ましい。初心者に激パな人気撮影地ばかりを紹介してアホでしょう。「鉄道ファン 平成7年8月号」付録の「北海道ベストセレクション」なる撮影ガイドのことです。その点、同じく収録されている上田さんの撮影ガイドはベテランだけあって丁寧で分かりやすく、初心者でも安心して頼れる内容です。
「車両は顔が命」などと私的価値観を押し付けるような妄言を吐き、やたら超望遠レンズを駆使し、正面気味の写真こそが鉄道写真の王道みたいな悪しき風潮を作ってしまいましたね、その人は。こちらが俯瞰バカなら、あちらは正面バカ。「鉄道ファン」も「レイルマガジン」も、このカメラマンと関わって、つまんない写真が蔓延してしまいました。あくまでも個人の感想ですぞ。ただ、氏の撮影テクニックが群を抜いていることは認めます。
蒸機時代には、線路際望遠写真は「いもむし」とバカにされていたものです。それというのも、その時代には、鉄道写真にも写真としての芸術性を求める人が少なくなく、正面気味の望遠写真などは誰が撮っても似たり寄ったりで芸術性に乏しいという批判があったからなのだと思います。写真のもう一つの使命である記録性という点においても、正面気味望遠写真は限定的なものです。俯瞰の鉄道写真も度が過ぎると流石に見切られてしまいますが、記録性という意味では普遍的価値はあると思っています。
なんにせよ、バランスの問題でしょう。色々な写真で鉄道を楽しむ、そういう姿勢が健全なのでしょうね。

とは言っても、この当時はとにかく俯瞰にハマっていたので、次回もまた俯瞰の鉛筆ころがし、いや爪楊枝ころがしかもです。

平成元(1989)年5月5日