ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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田中泰三様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。(リンク先の田中泰三さんとは関係がありません。)

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昭和43(1968)年3月 直方機関区

車歴は↓こちら。

68664 機関車データベース (形式8620) - デゴイチよく走る!

車歴表では鳥栖機関区の配置となっているので、もしかするとこの写真も鳥栖機関区なのかもしれません。

前回の48692と比べて分かるように、キャブ裾の高さが異なります。こちらが本来の高さになります。クルクルパーはないけれども、パイプ煙突がちょっと残念。ナンバープレート上の「架線注意」の札が大きく見えるのか気のせいでしょうか。

除煙板の前方下部に何やら蝶番が見えます。この部分だけ開く構造になっていたのでしょうか。

九州のカマの特徴として、煙突横にある「リンゲルマン濃度計」(煤煙濃度測定器)が挙げられます。画像では、後ろの蒸気溜でちょっと分かり辛いですけど、縦長の板です。ハチロクやキューロクといった入換機の他に本線用の機関車、C11、C55、C57などにも装備されておりました。なんのことはない、黒線で格子模様を描いただけの板で、黒線の幅に応じて0~5の6段階があり、その規定がリンゲルマンの濃度測定法というわけです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jie1922/22/1/22_1_114/_pdf

格子模様も離れて見れば灰色に見えるわけで、黒線が太いほど黒っぽく見えます。

煙を出さないことが運転技術の高さを示すことにもなり、九州地区(もしかすると北九州地区だったのかもしれません)以外、全国の運転競技会(勿論、蒸気機関車)の際にも機関車に取り付けられたそうです。

煤煙防止、黒煙防止の意識向上の観点から取り付けられたものですが、多くは機関助士から見えるように煙突右側にあるものの、C57 52のように左側に付けられた例もあります。煙の制御って機関助士の腕次第なのでしょうかね。

 

ここで話題は逸れて、最近世間をにぎわせている日本学術会議の推薦人任命拒否問題について。いやもう問題にすらならないことに、相変わらず左巻き巻きの連中は「学問の自由の侵害だ」とか意味不明なことを言って口から泡飛ばしてますね。そもそも日本学術会議がないと学問ってやれないのかな?何万人居るか知らんけど、会員ではない学者の数の方が圧倒的多数だと思うけれども、非会員の皆様は資金面は別にして、自由な学問・研究に邁進できていないのでしょうかね。推薦を拒否されて任命されなかった松宮教授も「正直、任命されなくてホッとしてます」とか言ってたのにね、なにを怒ってるのでしょう。大体ですよ政府に提言を行うだけの機関でしかないのに、学問の研究じゃないでしょ。学問は大学などの研究機関でやってるでしょう。研究成果を取りまとめて政府に一言言っちゃうだけのことじゃないの。復興税の設定だとかレジ袋の有料化だとか(笑)。海外の研究機関との連携だって、普通に他の研究機関がやってることで、別に学術会議が特別なわけじゃない。特別なのは準公務員としてお給料をもらえるってこと。本来の研究を放置して特権に胡坐かいているように見られちゃうかもよ。

任命拒否が法律違反だとわめいている。「明らかに」などと修飾語までくっつけて息巻いているのもいる。何が明らかだか知らんけど、根拠を示さずに明らかだという。韓国政府が日本にいちゃもんを付ける時と同じ物言いですね。明らかなのは、お前がバカということだけ。

日本学術会議が中国の千人計画に参加して、学問・研究の交流を図っているという話があります。中国の研究の中には軍事関係があっても不思議ではありません。つか、無い方がおかしい。そういう研究にも日本学術会議は加わるのでしょうかね。完全なダブスタじゃん。

で、日本学術会議が平成29年に出した声明。はっきりいって、崇高な学者の100分の1の脳ミソもない私でも、綺麗ごとだけで全然中身がないと思う声明。

アホの声明。(安倍晴明にひっかけてみたけど、爆)

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-s243.pdf

軍事研究はやりませんという決意です。ご立派。戦争はイヤですもんね。でもちょい待って。平和ボケして久しい日本ですが、中国の脅威は年々拡大しています。尖閣諸島をかっぱらおうと狙っています。戦争を仕掛けられたらどうするのか。専守防衛だけで日本を守れるのか。敵とお酒を酌み交わせば敵兵は納得して去ってくれるのか。先の大戦は日本が仕掛けました。だからもう日本は戦争を仕掛けない。でも、それで安心なのでしょうか。人権蹂躙甚だ志位もとい甚だしい中国共産党が、日本に攻撃を仕掛けないという保証はどこにあるのでしょうか。レーダー照射、韓国よりも先にやってませんでしたっけ。そしてそんな中共に物申さない、左巻き巻きなリベラルな連中、少しは何とか言ってみたら。

これからの戦争は、昔のように爆弾落としたり大砲ぶっ放したりするだけではありません。細菌兵器や毒ガス兵器の使用は禁止されてはいるけれども、ヤバイ国や組織はそんなのかんけーねえってな調子で仕掛けてくるかもしれません。まあ、それはもう空想の世界に近いですけれども、もっと現実的なところではサイバー戦争でしょう。ネットを介して情報を引き出すだけでなく、インフラ攻撃や金融操作も可能になり、文明的生活空間の破壊と金融破壊・経済破壊という攻撃に出て来るでしょう。実際、ボットウィルスを使ったハッカーがセキュリティの甘いPCを乗っ取り、お金を請求したり不正行為に励んでいます。そのでかい規模で、世界中のサイバー空間を占拠して世界征服を企むことは最早SF映画の話ではなくなりつつあります。そういう重大な安全保障に関する防衛研究すらも、日本学術会議は否定しているのでしょうか。

25年前ほどに、横浜駅ビル内にある「ジョイナス」でカセットテープを物色していたら、高価な値札の付いたカセットテープが目につきました。太陽誘電製だったかどうか忘れましたが、TDKSONY、FUJIほど一般的なメーカーではありませんでした。そのケースには「軍事物資につき輸出には制限があります」みたいな注記が書かれていて驚いたことがあります。たかがカセットテープが軍事物資ですよ。軍事研究と民生用の「健全な」研究との境界線は実に曖昧です。よく指摘されるのが、インターネットは軍事目的でアメリカで開発されたものであるということ。今や世界の国々とを結ぶインターネット空間は、日本で生まれることは絶対になかったということになります。どうりで日本はデジタル弱国なわけだ。アメリカの宇宙開発も、もともとはソ連に対する軍事力の優位性を高めるところにありました。宇宙開発がなければエアロビクスもありませんでした(笑)。

推薦人の任命拒否は前回の3年前にもあったようです。それが今回が初めてだとか、何言ってるんでしょう。当時の慣例を破ったのは現会長の山極寿一。当時の慣例というのは定員多めに推薦して、その中から政府がふるいにかけて所定の105人を任命するというやり方。そんな慣例を山極は無視した。そこんとこ、マスコミはちゃんと報道してるかな?任命拒否に抗議しているデモ好きな人たち、聞いてるかな?

ついでに原発放射性廃棄物の件。深い地中に埋めると、何かあった時に危険という人がいるけれど、今の様に地上に置いた状態で何か起きた時と一体どっちが危険なんでしょうかね。地殻変動が、地中にある放射性廃棄物に何かあるほどの大規模なものだった時、地上はどうなっているのでしょうね。人間、生きているのかな?10万年先、地球はあるかな?人類、存在しているかな?100年先、日本はあるかな?それはあるな、多分。現実的に懸念されるのは風評被害で、バカが多い日本だからこれだけは間違いないでしょう。これは国なりがキッチリ保証せんといかんでしょうね。少なくとも、日本学術会議放射性廃棄物の処理問題を解決することは100%なさそうです。