ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C56 154

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年6月2日 七尾機関区
車歴は↓こちら。

C56154 機関車データベース (形式C56) - デゴイチよく走る!

2年間ほど第一種休車状態が続いたのち、廃車されたようです。形式入りナンバーなので走れば人気はあったでしょうに。カマの状態でも芳しくなかったのでしょうか。

C56の除煙板の上部ステーの取り付け方が他の形式とはちょっと異なります。大抵は除煙板上端部から水平に煙室へ向かって取り付けられますが、C56は上端から少し下がって位置から煙室に向かっています。缶胴が細身なのでこういう構造になったのでしょうか。それ以上に、C58はちょっと他の形式にはない独特な取り付け方ですけどね。

前回もちょっと触れましたが、一体ドームに加えて門デフを装備していたとしたら、かなり軽快なスタイルになったのではないでしょうか。

更に、黒ではなく常識破りの白い姿であったら、まさに白馬そのものだったでしょうね。煙を吐く蒸気機関車に白とは何事かと思われるかもしれませんが、北海道には現実に白いC56が存在しました。C56としては唯一の自主発注車であった雄別鉄道の1001号機です。冷蔵庫のコマーシャル撮影用に白く塗られたものですが、撮影するまでの間、煤ですぐに黒ずんでしまうため、白を維持するのにかなり苦労したようです。撮影後も黒くすることなく、そのままにしておいたら自然に黒く戻りましたとさ。