ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C11 243

江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210922073703j:plain

f:id:railway-photo:20210922073718j:plain

昭和48(1973)年3月29日 弘前運転区

車歴は↓こちら。

C11243 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

前後とも、ステップを撤去した上でゴッツいスノープラウを装着しています。そのスノープラウには、ちゃんとステップが付いています。

弘前区のC11と云えば、阿仁合線(現 秋田内陸縦貫鉄道)の運用でしょうか。阿仁合線では終点の比立内駅に転車台がないため、下り列車逆向き、上り列車正向きで運転されていたようです。この撮影の数日後である4月に無煙化されて、C11はDE10に交代しました。つまりこの写真は、阿仁合線C11の末期になります。

しかし何が起きるか分からないのが人生。秋に入ると、予定されていたDE10の補充がなく、また除雪車であるDD14・DD15がシーズン前に検査入場したため、DE10は入換専用となり(夏場はDD14・DD15が入換)、阿仁合線の機関車が不足してしまう事態に。そこで白羽の矢が立ったのが、左沢線無煙化で余剰となった米沢機関区のC11。転配されて弘前区には3輌のC11が復帰します。こうして再び、阿仁合線には翌年の3月まで、蒸機が牽引する列車が走り続けることになるのでした。