ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

CK124

江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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平成21(2009)年1月11日 彰化機務段

昭和11(1936)年に台湾総督府鉄道向けとしてC12形式1~5号機が日本車輛で製造され、17(1942)年には増備車として6、7号機が同じく日本車輛で製造され、主に旅客用として運用されたようです。日本のC12との外観上の大きな相違点は除煙板の有無でしょう。昭和10(1935)年に台湾に配備されたC55形式が、その除煙板を装備したスタイルが現地では大好評で、それでC12にも装備したということのようです。実際、除煙効果が認められたということもあり、以降、既存の旅客用の機関車にも除煙板を装備していったそうです。

戦後、CK120形式に改称されCK124となりました。(追加された「K」は「TANK」の「K」)

側面のナンバープレートがキャブにあるのも日本とは異なりますが、これが当初からこの位置であったのかは分かりません。

前面のカウキャッチャーには台湾鉄路独特の風情が漂います。スノープラウとは似て非なるものですが、足元を引き締めています。現役時代CK123の写真では後部には付いていませんが、現在のCK124には後部にも装備しています。

煙室扉周辺部にある6カ所のストッパーは、竣工時の写真にはないものなので、他の機関車同様に後年、取り付けられたものでしょう。

どこかのトンチキチータな国と違って、日本統治時代の遺産を大切に守ってくれるというのはとても喜ばしいことです。

 

昨日は久しぶりに札幌駅へ行き、新しいビデオカメラの性能をチェックしてきました。

雨だったので濡れるのがイヤで、車で行きました。駅の地下駐車場が混んでいて、15分以上待たされました。利用するのも何年かぶりなので、地下で迷子にならないかと心配してしまいましたよ。

駅の切符自販機で入場券を現金で買いましたが、いつの間にか200円に値上がりされていたんですね。知らんかったわ。

5-6番ホームへ上がり(勿論、階段で)苗穂方へ行ってみると、ホーム端から随分手前のところに立入禁止の柵ができていました。せっかく延長した3-4番ホームも同様。ブルトレ廃止に伴い、使わなくなった部分を閉鎖したということでしょう。これは残念。

三脚使用禁止の札は見つけられませんでしたが、そうだろうと思って三脚は持ってこなかったので全て手持ち撮りです。手振れ防止機能の性能も確かめたかったし。今回の撮影はフルオートで撮って、どれだけの絵が撮れるのかを調べるものでした。

被写体は何でも。ただ、乗客の邪魔にならぬよう、ほとんど駅の端で撮っていました。721系や733系ばかりが発着していましたが、退屈はしません。久々ということもあって気分は新鮮。たまに「ライラック」や「カムイ」の789系や「おおぞら」のキハ261系が姿を現しますが、「北斗」は道南の大雨の関係で運休のようでした。

撮影は、標準、HGL、Logの3パターンで行いました。結果的にはどれでもいいというか・・・。でも自分好みの絵を作り込むのであれば、断然Log撮影でしょうか。処理が面倒臭いですが。HGLも結局は処理を必要とするので、ならばLogでいいかなと。(標準でもほとんどの場合、カラーコレクトしてますけど。)Log撮影であっても、ファインダーもモニターも709の色合いで表示してくれるので、ほとんど迷いはありませんし。

AG-CX350のオート機能についてですが、ネットで言われているように、オートフォーカスはダメですね。鈍過ぎます。広角から一気に望遠へ持っていくと、全くフォーカスが反応しません。フォーカスリングを回した方が遥かに早いです。AWBはいい感じの色を出してくれます。ただ、アイリスと同じで、動く被写体やカメラを動かした時に周辺の明るさや色合いに反応して変化するので、オートで合わせた後は固定して使うようにしなくてはいけませんね。

手振れ補正は、私の場合はもともとぶれやすい体質なので、最初から効果は期待していませんでしたが、プロ級の腕前の人が使えばかなり有効な機能だと思います。SONYの空間手振れ補正ほどではありませんが、こまかいブレはキチンと除去されています。加えて、動態歪がかなり低減されているので、ぶれてもこんにゃく現象は確認できませんでした。

35mm換算で24.5mmという広角はありがたいですね。樽型の歪みもありません。20倍の光学ズームも使い勝手十分です。劣化の少ないデジタルのインテリジェンスズームでは24倍まで行けます。

それまで使っていたHC-X1000より一回り大きく、重量は1kgほど重くなっていますが、三脚使用が原則なので全然負担にはなりません。またバッテリーの持ちはそこそこいいです。

原産国が中国であること以外は不安もなく、価格を考えればハイコストパフォーマンスなカメラかと思います。列車を真面目に撮って、編集まで考えている人にはお勧めの機種です。編集しないけれどもマジで撮りたい人にはHC-X1500やX2000(いずれもX1000の後継機)がお勧めです。SONYには同クラスのカメラはまだありません。