ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D50 176

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年5月30日 松任工場

車歴は↓こちら。

D50176 機関車データベース (形式D50) - デゴイチよく走る!

「ボイラD50162」なるプレートがキャブ側面にあります。しかしD50 162は、D60 1に改造されたカマです。D60 1は山口県に保存されていますが、そのキャブにタネ車を示すプレートは付いていないようです。もしかするとD50 162はD60 1に改造される際、ボイラーを新製し、古いボイラーを176号機に譲ったとでもいうのでしょうか。しかし176号機がボイラーを交換したという記事は書籍を見ても書いていないし、どういうことなのでしょう。

この176号機はすでに廃車となった状態で、憐れな姿を晒しています。除煙板がないことから、124号機同様、福井機関区で入換専用機だったのでしょうか。

キャブ側窓はオリジナルの2枚窓。後年、大窓に改造されたものが多いようです。

キャブ前窓の庇は長めです。炭水車は水20立米のオリジナル。

3本の砂撒き管は、第二、第三、第四動輪の前方に伸びています。D51にも同様の配置のものがありますが、第四にはなくて第三動輪の前後に配置されたものもあります。

それにしても入換機だとしたら、ランボード縁の白は124号機同様にちょっと洒落ています。