田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和43(1968)年3月31日 熊本機関区
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D5181
正面ナンバープレート横の灯具掛けがチャームポイント、かも。
ランボードとモーションプレートの白縁は九州らしい化粧です。そのランボードが、キャブに向って少し跳ね上がっています。何かあったのでしょうか。
向って右側除煙板の下側補強板が、帯板ではなく型鋼でも使っているのでしょうか、影が深いです。
煙突上端の縁取りはオリジナルなのでしょうか。戦前のナメクジの写真を見ると、汽車會社製にも川崎車輛製にも縁取りはありません。既出の72号機や79号機にもありません。なおパイプ煙突ならば、ほぼ付いています。ナメクジの煙突縁取りは、回転式火の粉止めを載せるための補強だったのでしょうか。
D51はD50の改良型と云われる通り、性能的に劇的向上こそ見られないものの、運転の操作性や乗り心地が改善されおり、乗務員からの評価は高く、また検修の現場でも扱いやすいとの評判だったようです。一方、蒸機ファンからすれば「またデゴイチか」とばかりにそっぽを向かれることも少なくなく、優秀な車輛が人気が高いということにはならないようです。そういえば東海道新幹線0系も、現役バリバリの頃は、鉄道ファンからはあまり趣味の対象とはされませんでしたっけ。