ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 265

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年3月25日 中津川機関区

集煙装置を載せる直前の姿でしょうか。

 

昭和44(1969)年8月3日 中津川機関区

 

昭和46(1971)年6月26日 中津川機関区

 

昭和48(1973)年 中央本線 倉本~上松

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51265

蒸気機関車には水がたんまりと積まれているので、時にはこの水が火災消火に役立つことがあります。車歴表にある昭和46(1971)年1月19日の件です。

ノートに貼ってある新聞記事の切り抜きは、どこの新聞社のものかは分かりませんが(北海道新聞朝日新聞毎日新聞か読売新聞のどれか)、以下のような内容となっています。

デゴイチ消防 山火事に出動

 十八日午後一時ごろ、岐阜県多治見市月見町の市営不燃物処理場付近の山林から出火、折りからの強風にあおられて一晩中燃え続け、十九日午前十時までに同市月見、廿原、三の倉の三町の松、ヒノキ、雑木林約二百ヘクタールを焼き、なお延焼中。

 廿原、三の倉両町には、山林に包まれて約七十五世帯三百人の民家があり、十八日夜は消防署の避難命令が出た。

 十九日午前九時現在、火の手は国鉄中央線多治見駅古虎渓駅間にある廿原トンネル付近では、線路ぎわ三十メートルまで迫っており、国鉄では多治見駅から十五トンタンク車1両を機関車D51でけん引、列車通過の合い間をぬい、同九時二十二分から十時二分まで、トンネル付近を中心に放水、消火作業をはじめた。(多治見)」

※廿原:つづはら

※古虎渓:ここけい

おっと、これは蒸機の水を消火に使っていませんでしたが、D51 338号機は昭和36(1961)年に炭水車の水を使って消火活動を行っています。