ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

避難撮影

先の熊本大地震ではまだ避難されている方も多く、大変なご苦労をされていることと思います。

社会人になった昭和56(1981)年頃は、「ニュートン」の竹内先生が「いつ東海大地震が起きてもおかしくない」というようなことを警告されていたので、新入社員として清水市に配属された私は正直不安で一杯でした。居住は会社の独身寮なのですが、モロ海っぺりにありましたから、地震が来れば色々ありそうです。そんな不安にかられ、休日ともなれば町に出て海から遠い場所へ避難しておりました。そんな時の行き先のひとつが巴川付近の東海道本線でした。

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165系電車による普通列車

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EF65牽引のコンテナ貨物

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113系電車による普通列車

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EF58牽引の荷物列車

結構、線路近くでカメラを構えておりますが、この当時は警笛を鳴らされることはありませんでした。
こうして3~4時間ほど撮影に励むと、寮に戻る不安や翌日からの仕事の面倒臭さを胸に抱えながら、清水駅前から静鉄バスに乗り、帰宅したのでありました。溜息をお伴に。
でも大地震が来たら、川の近くもダメじゃんか。第一、海からあんまり離れていないし。

因みに、立ち位置のすぐ前に巴川が流れています。今はこの川に下路トラス橋が架かっていますが、当時は上路のガーダー橋でしたのでスッキリと撮影できました。

昭和56(1981)年11月8日 草薙~清水