ネオパンFというASA32の超微粒子の低感度フィルムを凌ぐ極微粒子のモノクロフィルムがございました。名前は憶えていませんが、フィルムが黄色というかレモン色というか、いかにも何かありそうなフィルムで、ASA感度はたったの6。もともとはコピー用のフィルムで、2階調で十分な書類や図面を記録するのに使われていたんじゃなかろうか。
そのフィルムが行きつけの写真屋さんで100フィート缶が安く売られていたので、つい面白そうだとばかりに手を出してしまいました。
こんな超低感度なフィルムで夜のバルブ撮影はないべさね。でもそれをやりたくなっちゃうのがワシだぞよ。2階調でも、それなりの現像液を使えばそれなりに階調は出るそうな。
露出不足の上に、何やら無数に走る横方向のキズ。フィルムに着いた水滴を拭うスポンジが悪かったか。でも、このキズ、綺麗な直線なので、スポンジキズではなさそう。ほとんどがキズ入りですが、中にはキズなしのフィルムもあります。
撮影データは取っていません。でももしもこれが適正露出で撮られたいたら、かなり凄い写真になりそうです。明日は日中に撮影した写真をご覧いただきます。
撮影:昭和55(1980)年2月28日 札幌駅