ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

急行「えりも」

札幌駅での撮影は続きます。(その~)なるタイトルはつまんないから止めます。

「えりも」は札幌と日高本線の様似とを結ぶ急行列車で、当時は3往復が設定され、札幌~苫小牧間は急行「ちとせ」に併結されて運転されました。この列車では堂々のキハ56系運用(キハ56+キハ27)でした。

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手前:4804D 急行「えりも4号」、奥:213D 急行「ちとせ13号」
札幌に到着して、2本の急行列車が切り離されたところです。切り離してどうなったかの記憶はありませんが・・・。

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急行「えりも4号」だったキハ27 109
「えりも4号」は写真の雰囲気からすると、苗穂機関区に回送するように見えます。

イメージ 1急行「ちとせ13号」だったキハ27 44
当時の時刻表を紐解くと、取り残された急行「ちとせ13号」は、折り返し急行「ちとせ16号」となったようです。で、恥ずかしながら今初めて知ったのですが、急行「ちとせ」のグリーン車って、全区間自由席だったんですね。てっきり東室蘭~室蘭間だけかと思い込んでいました。他にも自由席グリーン車が連結された急行列車はありましたが、グリーン車が自分には縁のない車両だったので、ち~とも気づきませんでした。

おまけとして711系のS-9編成を。
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クハ711-901

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モハ711-9

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クモハ711-901
試作車901編成ですが、当時はモハ711-9を挟んだ3連だったので、中間車の番号からS-9編成を名乗っていました。クモハ711-901との2丁パンタ姿が懐かしいです。
902の方は2連でいることが多かったので、S-902だったのかもしれません。902については以前、S-3編成のクハ711-6が事故った際、クハ711-902が代替されたことをご紹介したことがありましたね。

この年の10月、千歳線室蘭本線の電化開業に際し、711系100番代がデビューしますが、この時に編成変えが実施され、モハ711-9はクハ711-118、218の中間車となり、クモハ711-901は中間車となって、小樽方にクハ711-119が連結されS-901編成が完成しました。902の方もクハ711-120を迎えて、ここに晴れてすべての編成が3連となりました。

昭和55(1980)年6月27日 札幌駅