ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C56 160は小樽築港へ

整備を終えたC56 160は、小樽築港へ回送されます。
苗穂工場からドウデン前の跨線橋へ戻り、その上からC56 160の出場をカラーポジで撮影しました。雪が舞ってきて、エライ寒かった記憶があります。

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苗穂機関区へ移動したC56 160を遠くに見ます。手前に見えるキハ55 24やキハ21 44などは廃車でしょうか。どちらも貫通扉が全開です。
C56の付近には職員がぎょうーさん集まってます。記念列車は小樽始発ですが、札幌到着後は一旦ここ苗穂機関区に引き上げて、仕業点検を受けることになるでしょう。

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キハ22 253は札幌運転区所属の車です。工場入りでしょうか。

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苗穂工場の解体場には2両のキロ26の姿があります(手前は7号、奥は不明)。特急「ライラック」の登場により急行「ちとせ」が減便したことで、キロ26が余剰になったのでしょう。

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9両編成の特急「おおぞら」が苗穂駅を通過してゆきました。

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DE10 1596が先ほどのキハ22 253を含めて入換作業中です。ここは今ではすっかりお馴染の東9丁目踏切です。遠くにはドウデン前の跨線橋が見えます。DE10の左側には跨線橋の階段部が見えますが、壁と屋根が付いています。

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入換のスキを突くように、C56 160が小樽築港へ向けて発車してゆきました。とっくになくなった気動車の車庫も懐かしいです。この時もデンスケを回して生録しました。入換時の音の中からC56のブラスト音が出現して、あっという間に通り過ぎてゆきます。

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単機ながら、威勢よく煙を吐いて去って行きました。

16日からは試運転が始まります。
卒業論文作成のため授業はほとんどないので、これから半月ほどは毎日が蒸機撮影という、めくるめく夢のような生活が始まります。
人間万事塞翁が馬、一浪してよかったと、つくづく思いました。

昭和55(1980)年11月14日 苗穂