07:27発の229D、キハ52 101に乗車しました。この列車は小海線の終点、小諸を過ぎて上田まで運転されます。信越本線を走る貴重な気動車列車です。逆方向である上田発の小海線列車は更に上手で、小淵沢を通り越し、中央本線の上諏訪まで行っちゃう不思議な列車です。電車ばかりの中にポツンと気動車。需要があるから設定されたのか、それとも車両運用の都合で設定しちゃったのか、まこと不思議な列車です。
「国鉄最高駅 野辺山 標高一三四五.六七米」と書かれた標柱が立つ野辺山駅。開業当初はモダンな駅舎が話題になったとか。本島三良さんの写真集「汽車 半世紀」などでその当時の写真が見られます。発売当時は高価な写真集でしたが、今ではヤフオクで比較的安価に入手できます。
手前に車内放送の生録に使ったマイクがボケて写っています。ローカル線だから空いてるべと甘く考えていました。若者たちが大勢乗車し、車内はとても賑やか。おまけにキハ52は勾配区間で2台ものエンジンを唸らせるものだから、車内アナウンスはさっぱり聞こえません。更に、前日からのどんより天気は一向に快方へと向かう気配もなく、楽しみにしていた沿線風景もパッとせず、すっかり意気消沈して眠りこけてばかりおった次第です。つか、マイクを置くのはそこじゃなく、スピーカーの近くじゃろ。
途中で行き違いした列車だったかどうだったか。
結局、小海線らしい写真は1枚も撮ることなく上田まで完乗しました。というか、本当に移動しただけ。
お世話になりました、キハ52 101。前面補強が相模線のキハ30のようであります。ちょび髭に見えなくない。
上田ではL特急「あさま3号」に乗り換え長野へ向かいました。
排雪用に改造されたDD16の300番代。旋回窓が物々しいです。
急行「信州1号」くずれの2321Mでしょうか。元、サロ165-43。
169系は全てが新製車ではなく、サロ169とサハシ169は、それぞれサロ165、サハシ153からの改造車でした。
昭和58(1983)年7月16日