ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

晴天に恵まれた登別

ここのところ、ず~~~っと、過去にアップした記事の蒸し返しばかりで恐縮です。過去の不幸な歴史を蒸し返してばかりいる、非友好的な上に不遜な国は歓迎したくありませんが、鉄道の古い記事や写真の方はどうでしょう。

鉄ではない中学時代の友人二人を誘って登別へやって来ました。誘った経緯などは忘れてしまいましたが、その前には留萌へ一緒に行った仲でもありましたし、きっと少年特有のその場のノリだったのでしょう。札幌を急行「ちとせ1号」で発ち、登別到着は09:09。20分ほどで222列車がやってくるので、すぐに駅を出ます。
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09:18 登別駅 5271列車、急行「ちとせ3号」
駅東側の踏切にやって来た時、ちょうど「ちとせ3号」が到着し、貨物列車と並びました。木造の官舎は、ちょっとした駅の近くには必ずありました。

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09:28 登別駅 222列車 C57 135
かねてより目を付けていた漁港付近の小山に上がりました。友人二人は下に残って踏切で撮影です。雪がそう深くもなかったのか、案外時間をかけずに上がることができました。機関車の番号は、友人に教えてもらったもの。

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09:39 登別←虎杖浜 270列車 D51 349
この当時は、機関車の後追い写真などつまらんと思っていましたが、今ではすっかり「これも悪くない」と、気持ちに余裕が出て来たようです。

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10:10 登別←富浦 1295列車 D51 333
富浦方に移動しました。右側にはハエタタキが林立します。
初めて訪れる鉄でもない友人なので、あまり俯瞰とかお勧めできないし、どうしても編成が撮りやすい場所にせざるを得ません。って、何か上から目線じゃね?

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11:58 富浦→登別 5785列車 D51465
重連を期待しましたが、残念ながら単機牽引でした。奥の道路には友人らしき姿が見えます。バックの山、俯瞰し放題です。この写真だけ、手抜きでレタッチ無しです。結構、キズがあります。

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12:57 登別←富浦 9173列車 D51 53
地元のガキ集団から、お菓子をねだられた踏切。結局、富浦駅までは足は伸ばしませんでした。列車の合間には、砂浜で遊んでました。ずっと天気よかったし。

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14:44 登別駅←富浦 5277列車 D51 744
帰りの列車に乗車するため、登別駅に戻ってきました。富浦駅は、客車列車は全て通過するのです。改札に入る前、駅に進入する貨物を一発。どこかで見た写真を意識しての構図かな。

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14:57 登別駅→虎杖浜 229列車より C57 57
帰宅するといっても、おめおめ苫小牧から千歳線で帰るなどという野暮なことはしません。このまま岩見沢まで乗車し、そこから札幌へ向かいます。いやあ、いい煙だ。っつか、窓開けるなよ。

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15:09 竹浦駅 1294列車 D51 286
跨線橋はまだありませんが、中線があります。デッキから撮ったかな?便所窓からかな?

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苫小牧駅 D51 149、D51 916
苫小牧駅では20分間停車します。給水のためかと。その間に、ホームでちょこっと撮影。逆光も悪くないです。晴れていても気温が低いので、蒸気が幻想的なムードを描きます。

登別から岩見沢までおよそ3時間半、岩見沢から札幌まではおよそ1時間。親しい友人との日帰りの汽車旅は、青春の1ページにしっかりと記憶されています。・・・いや、だいぶ忘れているな。

撮影したフィルムは滅多に使ったことのないサクラカラー。当時のカラーネガの中では、これだけが抜きんでて黄変色しています。

昭和50(1975)年3月2日