イヤなことは忘れたい、と思っても、イヤなことほどなかなか忘れられるものではありません。そうでないことは、案外ケロッと忘れてしまうというのに。この日も、一体どういう目的があったのか、名古屋まで在来線を使って出かけたようです。だから、早朝には横浜駅におりました。
06:46 寝台特急「瀬戸」
1/60でシャッターを切っています。でもシャッターを「切る」の「切る」ってどういう意味なんでしょう。で、ちょっとググってみました。すると、確たる正解は見つけられませんでしたが、どうやら「封を切る」の「切る」、すなわち、閉じていたものを開けるという意味ではないかとする意見がありました。なるほど。チコってためして合点です。
東急東横線が、駅のホーム頭上から桜木町へ向けて伸びています。この高架線は今でも残骸として残っているのでしょうか。画面の左手には根岸線と京浜急行線があります。ジョイナスの屋上に上がれば、その辺りを一望できたのでしょうかね。当時はそんなことすら考えもしませんでしたが。
この後、沼津行き729Mで06:58に発ち、沼津と浜松で更に乗り換えて、名古屋到着は13:07でした。6時間の鈍行列車の旅、国鉄はもうすぐ終わるというのに、一体何しに名古屋へ行ったんだか・・・。
昭和62(1987)年2月7日 横浜駅
以前、ヤフオクで落とした「ブルートレイン プレミアム・ボックス」のDVDについて少しだけ触れましたが、先日、じっくりと見てみました。最初の部分は、フィルム撮影での20系「あさかぜ」乗車・走行シーンで悪くないじゃん、みたいな感想でしたが、その先を見てみると、やはり学研らしいつまらない内容でした。「ブルートレイン 栄光の軌跡」と大層なタイトルの割には実にショボイ。「北斗星」と「はやぶさ」に乗車しての映像は、ド素人が「頑張って撮影してきました!」的な、ほとんど寝ないで撮ったといういじらしさしか感じません。最後の章「懐かしのブルートレインたち」には、各種列車の走行シーンが収められており、これだけは映像の使い回しさえ知らなければ十分に楽しめるでしょう。