ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

いい加減にせいやもこの日が最後

夏のC62撮影の最後は午前中の上り列車だけの撮影になります。さて、どこで撮影しようかと悩みましたが、それでも銀山とかで煙モクモクなどというメジャー指向へ走る気はさらさらありません。時間もないし。となると、忍路のストーンサークルで撮ったのだから、次はフゴッペ洞窟しかなかっぺか。

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09:25 余市→蘭島 3165D
背後の小山の中に洞窟があります。踏切の名前は「古代文字踏切」。小山の右側に屋根が見えますが、洞窟および彫られた文字を保存するため、建物の中に収める格好になっています。この洞窟は戦後、海水浴に来ていた中学生が発見したようですが、こどもの観察眼も侮れませんね。

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10:18 余市←蘭島 9162列車
これにて「C62ニセコ号」の撮影は終了。個性あふれて、自分でもよかったんだか悪かったんだかよく分からない撮影でした。悔いがあるとすれば、C62のことよりも、札幌駅で定期列車を撮影しなかったことでしょうか。C62の撮影を終えて札幌駅には夕方に戻っていたので、撮影するチャンスはなんぼでもありました。そんな機会を有効に利用しないのは詰めが甘い、甘すぎます。そういう姿勢こそが、いい加減にせいや、と指摘されるべきものでしょう。

平成元(1989)年8月19日

おまけ
翌日、仕事場へ戻る途中の盛岡駅です。16:50頃の撮影ですが、露出不足甚だしく、フォトショップで輝度をかなり上げています。

この一か月半後、C62への思いは更に強まり、中版カメラに留まらず、何とかビデオでも撮影したいという欲求が猛烈に湧きだし、横浜駅前のヨドバシカメラで初めてビデオカメラを購入するに至りました。S-VHS-CにしようかHi8にしようか、これといった知識もないまま店員さんの意見に耳を傾け、結局、テープ代のランニングコストを考えてHi8にしました。20分収録のS-VHS-Cに対してHi8なら2時間も撮れます。選んだのはCanon製でした。ステレオ収録できるからです。先行していたSONYの製品はモノラル収録で、迫力あるC62の音を記録するには物足りないと感じたからです。

余談ですが、当時レンタルビデオはVHSが主流でしたが、どれもこれもコピーガードがかけられ、ダビングしても映像が乱れるようになっていました。ところが、8mmビデオとベータはコピーガードが認識されずに普通にダビング可能ということをビデオ雑誌で知り、Hi8カメラで早速試すと、あら本当、何の問題もなくコピーできました。しかし、このCanonのカメラは、音の外部入力はモノラル仕様。なんでそんな中途半端なことするかなあ。年が明けての2月、SONYからもステレオ収録できるHi8のビデオカメラが発売になるというので早速ヨドバシへ出向き、馴染みの店員さんに話を聞きに行くと、新製品のカタログを見せてくれながら「1日早いけど、売ることはできます」とショーケースの上に現物を出されたので、そのほれぼれする肩乗せスタイルに魅せられて、速攻で近くの銀行からお金を下ろして購入してしまいました。そして最初に使用したのが、レンタルビデオのコピーでした。う~ん、満足。おいおい。